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2018年5月25日 (金)

佐々木大輔×平出和也対談、デナリ+シスパーレ ブルーレイ本日発売

デナリ(完全版)とシスパーレ(ディレクターズカット版、未公開映像あり)のブルーレイが、平出くんの誕生日でもある本日、同時発売になった。

これを記念し、佐々木大輔×平出和也ふたりの対談を、NHKのwebサイトに書きました。

大学山岳部からひたすら山を登り続けてきた平出和也さん。

近年は山岳カメラマンとして、エベレストなどのヒマラヤやヨーロッパアルプス、国内の山々を舞台に、登る人たち、その人の横顔や人生を撮影しています。

「なまら癖-X」という名前で仲間たちとワイワイあちこちに出かけ、山を登っては滑ってきた佐々木大輔さん。

20代の頃はエキストリームスキーヤーとして世界を転戦。30代になり、山岳ガイドに軸足を移し、今日にいたる。

山岳スキーヤー、ビッグマウンテンスキーヤー、エキストリームスキーヤーなどと呼ばれてきたけれど、彼の根っこにあるのは「山登り」、だと私は思っています。

そんなふたりの対談は、デナリでの撮影のあれこれ、そして平出くんにとってはそれがシスパーレへとつながっていった話、その姿にエールを送る大輔さんに、触れています。


撮影のとき、「ちょっと離れていない? 距離感がヘン。もっと近づいたら」と言ったら、以来、「この距離感はどお?」とシャッターの度に気にしていたふたりです。
その様子、手元のiPhoneで写してみました。


同じ山に対峙しながらも、バックグラウンドがまったく違い、被写体と撮影者という立ち位置でもあったふたりの「距離感」、対談記事から伝わるでしょうか。ぜひ、ご一読ください。

大輔さんと平出さんからのプレゼントキャンペーンも実施中です。


対談 
ブルーレイ購入 

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2018年5月10日 (木)

下調べ

インタビューに備えて、メインテーマではなく、その周りにあるものを読んでみようと、本棚をあさった。アラスカに関してもっている書籍は、これだけだった。植村直己さんが1冊もない。読んだことはあるけれど、所持していない。ちょっと偏っていただろうか。

クライミングのガイドブックは、いただいたもの。
訪れたことのない土地の概念やスケールをつかむには、こういったトポの前半にある山域概要を読むのもよい。今回の舞台になるあたりの、概念図も書いてみた。
手書きの概念図、いまでもときどきやる。数年前に初めてシャモニー谷を訪れたとき、この春いこうとしていたオートルートなど。訪れたことのないエリアの登山についてインタビューするときも、書いてみては「机上登山」をする。
アタマが悪いのか、本に載っている概念図を見ただけでなく、自分の手で書いてみて、初めて気づくことがある。

インタビュー前の下調べ。
インタビュイーに関する色んなものを読む。「色んなもの」だ。他者のブログやSNSに書かれたこと以外の、色んなもの。

けれどときどき、ふと思う。知り過ぎるのもどうなのかなあ……と。
まったく別のことになるが、ある友人が、好きで好きでたまらない人(料理家だったり写真家だったり)のことは、その人やその人の作品に会う機会がやってくるまで、なにも読まないようにしている、と話していた。どこかでその人のことを知ったのだろうから、まったく読まなかったということではないだろうが、好きになった瞬間から、読まない、ということか。
初めて直に会うときを、大切にとっておきたいというフレッシュな心情か。

そういえば私だって、映画を観る前に、前評判やプログラムや映画解説は、ほとんど読まない。
なにかをきっかけに観たいと思い、それだけの気持ちで映画館へ向かう。
そういうまっすっぐさがあった方がいいのかな。

今回の方は、これまでもインタビューを繰り返してきたので、「初めて」ということはないが、それでも、その人のなにかを、違うところから見聞きするのではなく、その人からもらえたら、「初めて」はその本人から受けるのが、それがいちばんなのかもしれない。

「相当楽しみです」と、届いたメール。こういう言葉は、嬉しく、そして軽くプレッシャーかかってくる。
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2018年5月 4日 (金)

三浦雄一郎×東秀訓@THE EARTH

昨年に続き、『THE EART』(ici石井スポーツカタログ)の巻頭記事を書かせてもらった。
今年からiciのアドバイザーに就いた三浦雄一郎さんと石井スポーツ登山学校の東秀訓さんの対談。
おふたりは以前、クラーク記念国際高等学校の校長と国語教諭だったそう。

私自身はインタビュー翌々日からシャモニーに出かけたこともあり、三浦さんの若い頃の活躍は、目の前の氷河の山を眺めながら思いをはせた。

父・敬三さんは101歳までバレブランシュを滑っていたという。実際にエギュードミディからバレブランシュ、メールドグラスを滑り終えたとき、101歳で滑ったことも、90歳のときは滑走後1日レストをいれ、翌々日にはブレバンを滑っていたというのも、ほんとうにすごいと実感した。
三浦さんの古い書籍から、チェルビニアでキロメータランセという、スキー滑降のスピードを競うレースに出た話を読み、こんな氷河でいったいどんな狂気かと思ったりもした。
自分なりに、三浦さんのとんでもない偉業を感じた。

 

数知れずインタビューを受け、沢山の関連記事のある三浦さんであるが、ひとつでも新しいことを、ひとつでも彼のこれまでの業績のなかから新鮮なことを書ければと努めた。
はたしてそんな記事になったかはわからないけれど、子供時分の冒険遊び、キロメータランセ出場前の綿密な準備、そして次世代に残したい思いなど綴りました。

 

写真は、札幌在住の写真家・佐藤雅彦さん。スキー、カヤック、古墳などの作品がある方。春浅い札幌の街で取材、撮影しました。
表紙はマッターホルン・ヘルンリ稜を正面からとらえた写真です。ici店頭にありますので、ぜひご覧ください。

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2018年4月21日 (土)

お礼参り

帰国早々、友人と向かったのは、長野と富山へお礼参り。
この冬にお世話になった、あちこちのご夫婦たちのところへ。
ホタルイカのタイミングは関係ないw、それよりも会いたい人たち、お礼言いたい人たちのところへ。


ある一点ではなく、それよりも線となって繋がっていき、お付き合いいただけることに、ただただ感謝。

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2018年3月21日 (水)

春雪のなか、春遊びの準備を

日めくりカレンダーめくったら、「春遊びの準備を」と。まさにそんな日。
仕事が重なり、テープ起こしや原稿書きが山積みであるけれど、今日は春遊びの準備を。
 
この冬、あちこちで色んな人たちと一緒に滑ったり、登ったりした。
この週末は、イワオさんに頼み込んで、もう一度ご一緒させてもらって、まさにそんな冬を締めくくるような日となり、冬のあいだにご一緒したみんなを思い出し、感謝した。
イワオさんとは、1シーズンに1回、ご一緒できることがあるかどうか……というところだったけれど、この冬は「トレーニング、お願いします」と、3日間もご一緒した。
 
「え? 柏さん、滑りに好みがあるの? ウケるわー。オレは好み?」って。
誰だって、滑りに好みがあるでしょう。スキーは、骨格や体格、その人のもつパワーだけでなく、性格、性質のようなものも出ると思っている。もちろん、技術次第なところもあるが。
とくに、テレマークスキーは自由度が大きいので、より個性が出る。
 
イワオさんのスキーはともかく上手い。メチャクチャ上手い。
ある映像作家さんに、「どんな滑り手を撮りたいの?」と尋ねたら、色いろあるだろうなかで「スキーが上手な人」と即答したことがあった。それと同じかもしれない。とにもかくにも上手くて、板が走っていて、気持ちよさそうで、格好いいん。メチャクチャ好みだわ。
 
山の終わりに、段々畑が出てきたときも、ぴゅんぴゅん飛んでいった。「小さい時は、こういうところを滑っていたんですね?」と聞くと、「そうだ。ゲレンデなんて行かないしね」と。
そんなやんちゃさも顔を出す。
 
山ではとてもついていけないけれど、ゲレンデでトレインさせてもらえると、ものすごく幸せな気分になる。
というか、勝手にトレインで追いかける。ついてきていることがわかると、色んなターンを盛り込んだり、荒れたところにも入っていく。うっかり調子に乗ると、飛ばされたり。
 
週末はそんなだったけれど、それ以外にも、冬のあいだは、雪の上で色んな人たちと色んなことがあった。
1月の引きこもりから、ナントカ外に出られるようにまで元気づけてくれた友人達もいた。
 
どんな春遊びになるかわからないけれど、じつはひょっとしたら、それはそれであって、それにいたるまでの、こんな冬のことが、とっても大切な宝物だったりする。
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2018年1月30日 (火)

言葉のアクセント

久しぶりに白馬・長野駅間のバスに乗った。新幹線を使って、東京の仕事へ向かうため。

往路、最終便1本前の便に乗ったバスでは、日本人は私を含めてふたり。もうひとりは、スキーブーツを片方だけかかえていた……なにがあったのだろう。ほかはほとんど中国人。
普通語を話す人ばかりだったけれど、おそらく北京あたりの方々か。西南や西北のアクセントに耳慣れた者にとっては、北京のアクセントを聞いても、なんだか別物のようで、彼の地での色んな時間がよみがえってくることはなく。
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2017年12月30日 (土)

稜線の風と破断面

一昨日夜のこと。
「明日、アーリーモーニングやるね」と、夕食の鍋を囲みながら、スマホで情報キャッチ。
八方のスキー場が、朝6時40分からリフトを動かすというのだ。
それならば早く寝なければ、とそそくさと寝床へ。

明けた早朝はまだ寒くて、白馬三山がピンク色に染まるのを眺めながら、クルマを名木山の駐車場へ走らせた。

今日午後、村外からクルマで戻ってくると、山は見渡せたが、稜線の風が強そうだった。雪煙が上がっているところもあったし、上空の雲の流れも速い。
天気図が示していることではあるが、こうやって実際にみると、その程度がわかる。

いつもの窓から山々を眺めると、大きな破断面があることに気づいた。麓から稜線近くの破断面が確認できるのだから、範囲が大きいだけでなく、高さもあるのだろう。大きな山に大規模な雪崩のあと。
「いつ雪崩たのかなあ?」とつぶやくと、横で「朝からあったよ」と。
写真の1枚でも撮っておくべきだったとは、あとで気づいたこと。

こんな風に麓に暮らして、山の天気の移り変わりを五感で知ることができるのは、ほんとうにいいな。

東京の自宅に戻ると、とたんと山と距離ができてしまう。

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2017年12月14日 (木)

冬晴れ、続く

昼過ぎになると、東山方面には青空がのぞいているけれど、北アルプスの山々は見えず。典型的な冬の空模様。風も出てきて、寒気が南下してくるもよう。
夕方になると、はらはらと雪が降り、明日はいいパウダーだと言ったり、除雪がたいへんだと話したり。

そんな雪国をあとに、東京に戻ってきた。
千葉に生まれ育ったため、冬の穏やかな青空は、やっぱり好きだ。これぞ正月の天気だと思う。
冷え込みも心配したほどでなく、青空が広がる下で、撮影とインタビューの仕事。
インタビュイーやカメラマンの家族も合流して、和気あいあい。終了後は、ござを広げてお弁当。穏やかな日だった。
 
そして今朝起きると、窓の向こうに青空が広がり、遠くに富士山が望めた。これを眺めて、大雪の新潟からやってきた仲間が「ああ、いい天気だ。青空はいいね」と。しかしそんなこと言いながらも、「除雪が待っているわ」と、そそくさとまた、雪国へ帰っていった。
 
私はひとり、朝イチの打ち合わせのため、横浜・大さん橋へ。風は強いけれど、心が明るくなる冬の青空が続く。
さてはて、そして、打ち合わせの場では。化繊綿の冬山用ジャケットにビーチサンダルの方も待っていた。まったく、寒いのか暑いのか、わからない、平和な光景。
 
さてと、また雪の国へ戻るか。
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2017年12月13日 (水)

スキー日記

夏に山で会ったとき、雪が降ったら一緒に滑りましょうと誘ってくれたことを、真に受けて、スキー場待ち合わせ。

テレマークスキー、上手ではないけれど、それなりの年月を愛情込めてやってきたからか、自分ができることとできないことは、大概わかり、どこに欠点があるかもわかる。

先日、1日だけアルペンの板を履いた時に、気づいた欠点が、クロカンにも通じていたので、テレマークも同じではないかと考えてみた。みんな一緒。

それを色んな方向から突っついてくれ、確認させてくれ、そしていい滑りを見せてくれた貴重な機会。こういう日が、シーズンの初めにあることは、とてもありがたい。

ほんとうは、もっと体力や集中力があれば、夕方まで滑れただろうけれど、14時上がり。朝イチから滑っていたのだし、これが現状なので、受け入れて無理せず。

聞くに、テレマークスキーを誰かに教わったわけではないようだ。教わったことはほとんどない。コンバインドの選手だったから、すぐに自分のものにしただろうというのは、それはある意味においてはその通りだろうけれど、それを深め延ばしていくには、自分自身で相当の努力をしたはず。
教わる人がいなかったというのも事実だろうし。

「澄子さんはできています、できるんです。けれどできなくなる時があります。それは、滑りを自分のものにしていないからです」と。もっと滑れ、というのが第一にあり、そしてそれ以上もある奥の深い言葉だわ。自分で努力してきた人の言葉だなあと。

2017年12月 9日 (土)

チャーミングなふたり

二夜連続。

【デナリカシンリッジ登攀+南西壁滑降 】
by 佐々木大輔×加藤直之 @エルク(甲府)
【STEEPでDEEPな話〜原点回帰編】
by 加藤直之  @パタゴニア 横浜・関内
 
デナリは、急きょ白馬に聞きに行ったので2度目だった。2度目だったけれど、当初から予定していた甲府にも。
大輔さんの人間の大きさにあらためて触れて、そして加藤さんの言葉のひとつひとつに(両日とも)、彼がフェアバンクスで学生生活を送ったときにアラスカの山々に登ったことが血肉になっているのだなあということが伺いしれ、とてもよい機会だった。
 
チャーミングなふたりの真剣な話。
あることを突き詰めている人、抜きんでた人というのは、みなチャーミングだなあと思う
 
合間に、エルクの土曜朝活にて、湯村山ハイキング+温泉朝ご飯も。
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