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2021年1月17日 (日)

喫茶店

山梨県のクライマー、登山家たちのインタビューが続く。
ハッとするほど成熟した表情、研いだナイフのように尖った発言。

3人目の自宅を訪ねると、近所の方やお父様がいらっしゃって。
「山の友人」と紹介を受ける。「取材に来た人」じゃないんだなあ、と。
私にとっても、仕事だけの関係では、まったくない。
四半世紀近く前に初めて会ったのは、まったくプライベートなことで、衝撃的な場面だった。
この時のことは、一生忘れられない。
以来、仕事もたくさん一緒にしたけれど、インタビューの回数は多くない。
けれど、彼との仕事が舞い込むたびに、それはとても嬉しかった。
思い返すと、いつもユニークな喫茶店に入って話をしてきた気がする、面白い。

この日は、今度一緒に行こうと話していたこちらへ。
クレームブリュレのなかに爽やかな舌触りがあり、その正体がわからなかった。絶品。
友人が食べた豚のリエットのサンドが、とっても美味しそうだった。
珈琲屋さんだけれど、ドルチェが絶品の店。
ライヨールのカトラリーに気分があげあげに⤴

たった2度目の来店だったけれど、友人が漆喰塗りの話をはじめ、マスターから満面の笑みをいただけた。
そしてインタビュー。
四半世紀もの付き合いになるのに、あらためて知る。しみじみ、じわじわ知る山に生活に人生に向き合う、真っ向な姿。

インタビューは、その人の内面を見せてもらう作業であり、壊れやすいガラス細工を扱うようであり、ダイナミックであり、比類なき時間。
読書で、世界や人生を知るのと同じように、私自身の世界をも広げてくれる。

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2020年12月12日 (土)

「withコロナの山の楽しみ方~team KOIメンバーが今年感じたこと」開催

先月25日、GORE-TEX Brand Japan様に企画いただいた「withコロナの山の楽しみかた~team KOIメンバーが今年感じたこと」について、たいへん多くの方々にご視聴いただきました。
ありがとうございました。
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私たちがこの夏と秋に、山を登り仕事をしてきたなかで、考えたことについて話す場になりました。また、team KOIを始めたきっかけやそれぞれが考える、登山の姿についても話しました。
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会のあと、今回の監督役の泰那さんと、留守番組だったメンバーも交えて(さすがに……クラスターを抑える日々で激務の利尻の悌ドクターは都合付かず)、次の企画の打ち合わせなどをしました。
コロナがきっかけとなって集まりましたが、それに限らず登山に関するいろんなことを、登山を愛する方々と、ともに考え行動していきたいと思っています。
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どうぞ、これからもよろしくお願いいたします。
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・team KOIのnoteを更新しました。 → コチラ
・座談会のアーカイブがご覧いただけます。→ コチラ
・当日いただいたご質問については、Twitterにて、お答えを差し上げたいと思います。 → コチラ

 

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ヤマナシヤマアソビフォーラム

11月21日、「ヤマナシヤマアソビフォーラム」@原宿に、team KOIで参加してきました。
新型コロナウイルスの感染拡大状況を鑑みて、念には念を入れ、また残念ながら規模縮小して開催さていました。
そのため、山梨の山小屋や登山・山岳ガイドグループの方々の出展は見合わせになり、そんなこともあって……team KOIのブースが予定外に大きくなりましたが、私たちもミニトークは見合わせ、ポスターの配布をしました。
ポスターのクラウドファンディングにご支援くださった方々がお見えになって声をかけてくれたり、色んな山の話も出来ました。
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実際には、オープンエアのうえに午前中は強い風。「グローブを飛ばすな」というような山ヤの基本を守りながら、がんばりました。
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登山家の野口健さん×原田ひろたろうさん(渋谷区観光大使、おたふくわた九代目、青山キラー通り商店会会長、今回はMCを)と一緒にトークもしてきました。野口さんの富士山のお話をはじめとして、山梨県の山の魅力を話す時間。
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トークで話題に上がった鳩森八幡神社(渋谷区千駄ヶ谷)にある富士塚の写真も載せます。東京都最古の富士塚。
先日、原田さんと一緒に登ってきましたが、とても立派でした。
トークにいらっしゃった方々から、トーク後に訪れたと続々お便りいただいており、嬉しいです。
野口さんが紹介くださった、世田谷区のいちばん新しい富士塚というのも、興味深く、いつか訪れてみたいと思います。
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ご来場くださたった皆さん、ありがとうございました。
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「ヤマナシヤマアソビフォーラム」は、山梨県の山に遊びに行こうと、お誘いする趣旨であり、東京でのイベントに続いて、山梨県の山で遊ぶツアーが開催されています。明日開催の昇仙峡の御岳古道。
そして最後は、1月16-17日。夜叉神峠のスノーシュートレッキング、星空BBQ、そして芦安での蕎麦打ち体験。
夜叉神峠は、日本第二位の高峰・北岳から間ノ岳、農鳥岳へと連なる白峰三山などの展望が素晴らしい地。1月はきっと、空が澄み渡り、雪をまとった白い山々が輝いていることと思います。
詳細は→ コチラ
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そして「ヤマナシヤマアソビフォーラム」は、さっそく来年のアイディアを構築中のようです。これからも、山梨県のヤマアソビの魅了を発信していく、楽しい場になると思います。ぜひチェックを!

 

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2020年11月 8日 (日)

kukka party @赤岳鉱泉+硫黄岳

季節が変わり、すっかり前のことになりましたが、9月末の週末に、kukka partyで赤岳鉱泉泊+硫黄岳登山へ行ってきました。

 

参加者さん達の様子は、つぎの二つのfacebookページからご覧ください。

 

佐藤泰那さん →コチラ 赤岳鉱泉・行者小屋 →コチラ

 

10月は、ピオレドーラ―でもあり国際山岳ガイド・アスピラントである天野和明さんに繋ぎました。

 

極私的な嬉しかったことふたつ。
土砂降り長大尾根を下山したのち、J&Nに前泊したところ。
翌朝、舞ちゃんと偶然会い、おしゃべり。
7.8年前、彼女が登山を始めた頃、鉱泉+硫黄岳をご一緒した。

 

そして鉱泉では、太貴くんや佐藤さん、小屋の皆が元気に働いている姿を見ることができて、涙が出るほど嬉しかった!
再開前の7月中旬に訪問して以来。
写真の石の顔は、山小屋近くにて。

 

kukka partyは、とっても活発に活動をしています。
山に登ったり、オンラインで集まったり。
プロであり山の先輩たちを迎えて、泰那さんをリーダーのようにして、kukka partyのメンバーたちが楽しく集っています。
こういう山のコミュニティは、ありそうでないというか、ちょっぴり新鮮。
私もまた、冬にご一緒させていただく予定であり、楽しみにしています。

 

#kukkaparty

 

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2020年9月20日 (日)

平出+中島ペア、ピオレドール受賞@ヤマケイと、ピオレドールイベントへ

同じく本日発売『山と溪谷』10月号トップニュース。
平出和也さんと中島健郎さんのピオレドール受賞について。
昨年夏ラカポシ南壁初登攀。登攀の内容は、中島さんがロクスノ85号に書いています。
今回は一人ずつの短いインタビューでしたが、それでもふたりに対して新鮮な発見が幾つもありました。
15年以上にもわたって、ふたりが変容していく様子を見せてもらい、繰り返し書かせてもらえることには、感謝しかありません。
まだまだ書かせてもらいたいこと、見せてもらいたいものがあります。
これまで築いてきた関係を大切に、書き手も精進します。
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さて、今回のピオレドール、チャムラン北西壁初登攀(マルク・ホレチュク+ズデニュク・ハーク)、テンギラギタウ西壁初登攀、リンクサール初登頂と、日本人と縁のある山が並びました。
チャムランは、今井健司さん、一村文隆さんの魂がある山。受賞のふたりは、平出+中島ペアもよく知るクライマーです。
テンギラギタウ西壁は、各国のクライマーが挑んだと思いますが、日本からも、花谷泰広さん+鈴木啓紀さん、そして高柳傑さんら。
リンクサールは1979年、なんと40年前に立正大学チームが初めて試登した山です。
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そして昨日、新しくオープンした石井スポーツ宇都宮駅前店のイベントへ行ってきました。
中島さんと、かつてカランカ北壁でピオレドールを受賞し、今回でピオレドールの審査員をつとめるのが2度目の天野和明さんのトークイベント。
ふたりそれぞれから、リアルな声を聞くことができ、とっても面白かったです。
ふたりとも、ふり幅のあるクライマーであり、山岳カメラマンであり、山岳ガイド。

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2020年8月26日 (水)

兄貴/近藤謙司さん

コチラの方のことを、「兄貴」と呼ぶ人は多い。
けれど、私はとても呼べなかったなあ。
いまの仕事をする以前から、高校生の頃から、名前は知っていた。
お会いして、話をするようになったのは、18年前の今ごろ。
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以来、いいときもそうでないときも、たくさん書かせてもらってきた。
それでも昨日、初めて聞いた話があった。
カンチェンジュンガのこと、知らなかったよ。
そして、まだまだ書きたいことがある。
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書くだけでなく、ものすごくたくさんのめんどうもみてもらってきた。
下山後、土砂降りのなか傘もささずに、グルンドからグリンデルまで坂道を登り歩いたこと、覚えていないというけれど。
私が土のう袋に座って、毎日ご飯を食べていたことを、いつも笑い転げて話す。ちょっとデフォルメされていると思う、その記憶。
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生意気承知で言わせてもらえば、けっして順風満帆のときばかりではなかっただろうけれど、20歳あたりからこの業界に身を置き40年近く。
その間ずっと、こんなにも周囲が愛し、信頼するのは、謙司さんの人柄そのものなんだと、つくづく思う。
職業は「山岳ガイド」。けれど、登山者や顧客にとっても、そして同業の私達にとっても、「山岳ガイド」という言葉ではくくれない存在。
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写真は、真昼間のアドベンチャーガイズ事務所近くにて。

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2020年7月12日 (日)

聖岳@毎日新聞

一か月近く前のコトになりますが。
6/14の「わくわく山歩き」@毎日新聞朝刊は、南アルプスの聖岳について書きました。
晩秋や厳冬期に登ったことのあった聖岳に、昨年夏、久しぶりに登りました。
私のとっては、遥かなる山。
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この夏、南アルプスでは開業する山小屋はごくわずかです。
南部については、すべて休業となります。
山小屋に関わる方々にとっては忸怩たる思いだと思いますし、私もとても寂しく、心がえぐられるような感情をもっています。
そんなことも、最後に少しだけ書かせていただきました。
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お会いしたことはありませんが、ひょんなことから時々お話するようになった、トレイルランナーの望月将悟さんにも、このたび聖岳のことを教えてもらいました。
彼にとっては、「庭」のようなところですね。
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webでも読むことができます(有料)。
よかったら、ぜひどうぞ


*後日談
記事に登場する藤井弘司さんはじめ、team GOOD JOBのメンバー(写真の方々)に掲載紙を送ったところ、喜んでくださった。
なかでも藤井さんの奥様がいちばん喜んでくださったようで、なによりだった。

 

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2020年3月13日 (金)

国際山岳ガイド・佐々木大輔さんインタビュー@イワタニプリムス

国際山岳ガイド・佐々木大輔さんをインタビューしました。
ご自身の原点、ガイディング、そして日本の登山社会を見渡して。

 

初めてお会いしたのは、彼が20そこそこのころ。ビッグマウンテンスキーヤーとして世界を転戦していたとき。首が太い人だなあと思ったのを覚えています。その理由は、すぐに理解するのですが。
30代、軸足をガイドに移し、国際山岳ガイドにもなります。この間も仕事のこと、なまら癖-Xの登山やスキーの旅、デナリ南西壁大滑降など、何度かインタビューする機会に恵まれました。
42歳になり、何を見据えているのかという問いに、予想と違う答えが返ってきました。

 

ところで。ご自身を「ラッキーボーイ」と言い、挫折知らずだと。挫折しそうなぐらい困難なことがあっても、それを静かに乗り越える能力と精神力を備えているのだと私は思いますが、ひとつだけ痛恨の出来事がある、というので聞かせてもらいました。
それは笑っちゃうぐらいのことで、「それ、大輔さんがダメだね」って笑い返しました。札幌市内でのこと。一緒だった国際山岳ガイドの皆さんは、思い当たる節があるのでは。

 

そんな話をするのも大輔さんのチャーミングなところ。
持論ですが、トップアスリートは、強い信念(自分の才能を信じる力)、飛びぬけた集中力、抜群のバランス能力などと合わせて、繊細でチャーミングな面も持ち合わせています。
もちろん、佐々木大輔さんも。

 

1月下旬の雷電海岸の写真は、二木亜矢子さん。ポートレートは中垣美沙さん。女性3人で、お届けする記事です。
https://www.iwatani-primus.co.jp/realvoice/5.html
*ブログの写真は、私がパチリと撮ったものです*

 

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2019年11月10日 (日)

「東北の高校生の富士登山」報告書

夏に、MJリンクで応援参加した「東北の高校生の富士登山」の報告と高校生の感想文集を、応援ツアー参加者宛てにいただいた。
登る前と登り終わってすぐの一言、感想文、俳句や川柳、参加OB/OGのいまの様子も収められていて、読み応えがあった。

 

今年はMJリンクで応援ツアーを作り、8回目にしてやっと、「現場」で応援、参加でき、たいへんたいへん遅まきながら、やってよかったと思っている。感想文や報告書の中味は、とても簡単には紹介できないけれど、こちらが背中を押されるような内容があり、それは現場でも感じていたこと。

 

応援ツアーに参加してくれた美樹さんがfacebookに、「迷っている高校生もったいないぞ、ノボロ―」って書いていたけれど、ホントその通りだ。
東北の高校生、来夏も富士山で会いましょう。
私たちも応援ツアーやります。ぜひ、こちらにもご参加ください!

 

今後に向けて、募金もお願いしています。
・田部井淳子基金 http://junko-tabei.jp/
・東北の高校生の富士登山 http://junko-tabei.jp/fuji

 

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2019年11月 6日 (水)

コスプレ登山 by 竹内洋岳さん

今回の剱沢ツアー、キャンセル待ちや日程都合つかず参加できなかった方々も多くいらっしゃったので、竹内洋岳さんの姿を、こっそり報告。

 

ある日予感がして、竹内さんに投げかけてみた。
K「ところで、ドレスコードは?」
T「さすが、勘がいいね。これからはコスプレ登山だよ」
K「有頼じゃないし、平蔵?長次郎?」
T「マロリーだよ。1920年代。柏さんは、スカートにビスチェとボンネットだね」

 

ビスチェやボンネットって言葉がスラスラ出てくる男性、なかなかいないでしょう。笑った。
私の実力を知る各方面の友人が心配して手を差し伸べてくれたけれど、雨天の予報を前にひよりました。
ツィードのスカートを諦め、コットンのビスチェはないね……と却下し、ボンネット、実力外だわと。
初日と2日目とシャツを変えた竹内さんを前にして、まったく申し訳なかった。

 

けれどつくづくわかったのは、ウールは素晴らしい。冷たい雨に濡れても寒くない。脂を含み撥水機能も兼ね備えている。
久しぶりに履いたニッカズボンとウールのジャケットが、多少の雨でも、雨露に濡れたハイマツをこいでも、不快感ナシ。
竹内さんは、ジョージ・マロリーを意識し、ちょいとノエル・オーデルのエッセンスも投入しているそうです。
1924年の第3次エベレスト隊メンバー。ア―ヴィンでないあたりが、なんとも竹内さんらしい。

 

そして、コスプレだけでなく、当時の登山事情、マロリーのこと、当時の装備のことなど、たくさんの興味深いお話を聞かせてくれました。

 

 

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