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2019年11月10日 (日)

「東北の高校生の富士登山」報告書

夏に、MJリンクで応援参加した「東北の高校生の富士登山」の報告と高校生の感想文集を、応援ツアー参加者宛てにいただいた。
登る前と登り終わってすぐの一言、感想文、俳句や川柳、参加OB/OGのいまの様子も収められていて、読み応えがあった。

 

今年はMJリンクで応援ツアーを作り、8回目にしてやっと、「現場」で応援、参加でき、たいへんたいへん遅まきながら、やってよかったと思っている。感想文や報告書の中味は、とても簡単には紹介できないけれど、こちらが背中を押されるような内容があり、それは現場でも感じていたこと。

 

応援ツアーに参加してくれた美樹さんがfacebookに、「迷っている高校生もったいないぞ、ノボロ―」って書いていたけれど、ホントその通りだ。
東北の高校生、来夏も富士山で会いましょう。
私たちも応援ツアーやります。ぜひ、こちらにもご参加ください!

 

今後に向けて、募金もお願いしています。
・田部井淳子基金 http://junko-tabei.jp/
・東北の高校生の富士登山 http://junko-tabei.jp/fuji

 

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2019年11月 6日 (水)

コスプレ登山 by 竹内洋岳さん

今回の剱沢ツアー、キャンセル待ちや日程都合つかず参加できなかった方々も多くいらっしゃったので、竹内洋岳さんの姿を、こっそり報告。

 

ある日予感がして、竹内さんに投げかけてみた。
K「ところで、ドレスコードは?」
T「さすが、勘がいいね。これからはコスプレ登山だよ」
K「有頼じゃないし、平蔵?長次郎?」
T「マロリーだよ。1920年代。柏さんは、スカートにビスチェとボンネットだね」

 

ビスチェやボンネットって言葉がスラスラ出てくる男性、なかなかいないでしょう。笑った。
私の実力を知る各方面の友人が心配して手を差し伸べてくれたけれど、雨天の予報を前にひよりました。
ツィードのスカートを諦め、コットンのビスチェはないね……と却下し、ボンネット、実力外だわと。
初日と2日目とシャツを変えた竹内さんを前にして、まったく申し訳なかった。

 

けれどつくづくわかったのは、ウールは素晴らしい。冷たい雨に濡れても寒くない。脂を含み撥水機能も兼ね備えている。
久しぶりに履いたニッカズボンとウールのジャケットが、多少の雨でも、雨露に濡れたハイマツをこいでも、不快感ナシ。
竹内さんは、ジョージ・マロリーを意識し、ちょいとノエル・オーデルのエッセンスも投入しているそうです。
1924年の第3次エベレスト隊メンバー。ア―ヴィンでないあたりが、なんとも竹内さんらしい。

 

そして、コスプレだけでなく、当時の登山事情、マロリーのこと、当時の装備のことなど、たくさんの興味深いお話を聞かせてくれました。

 

 

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ガイドツアー/剱沢、竹内洋岳さんと

少し前のことになりますが、9/28-29は、竹内洋岳×柏澄子剱沢ツアーでした。
夏の初め、竹内さんとツアーの相談をしたとき、答えは分かっていたけれど、あえて尋ねてみました。「日本でいちばん好きな山は?」。
行き先は、竹内さんがいちばん好きで、大学8年間を中心に数えきれないほど通った剱岳を望む剱沢と、すぐに決まりました。
あいにくのお天気で剱岳本峰は顔を出しませんでしたが、八ッ峰の岩肌が見えただけで、しびれます。
「ひと雨一度」、たった2日間で葉の色付きが進んだように思います。美しかったです。
剱澤小屋の晩は、みぞれも降ってきました。
雷鳥は、足元とお腹が白くなり、冬支度をしていました。

また、満室の週末というお忙しいなか、剱澤小屋ご主人の佐伯新平さんに、剱岳、剱澤小屋のことなど、お話いただきました。とっても貴重な時間。
「祖父と父の七光り」って謙遜するけれど、23年間、剱澤小屋の主人として、彼の人生は剱岳と共にあるのだなあと、改めて思いました。
とんでもない家に生まれ、とんでもない山と対峙し、山小屋を守ることになった新平さんの人生については、もっともっとじっくり話を聞きたいと思っています。

剱沢散策ルートは新平さんのお勧めへ。紅葉・黄葉はどんぴしゃり、誰もいない静かなお散歩ができました。
竹内さんとのツアーは、カトマンズに続いて2度目ですが、いつもとても面白く楽しいです。
今回は、剱岳はもちろん、ツィッターで話題になったコスプレの話(1920年代のジョン・マロリーを再現)から、当時の登山や装備のこと、ダムや治水の話などあれもこれも、楽しませていただきました。
ご参加の皆さん、佐伯新平さんをはじめ剱澤小屋の皆さん、ありがとうございました。

竹内さんfacebook→ http://bit.ly/2njaRux

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2019年10月24日 (木)

ガイドツアー/白馬岳→朝日岳縦走

2019/9/14-16は、栂池~白馬岳~朝日岳~五輪尾根下山の蓮華温泉へと縦走のガイドツアーでした。
ほんの少し秋の色づきが始まったたおやかな稜線。毎日長丁場でしたが、皆さんのチームワークがよく、楽しく歩いてきました。

白馬山荘も朝日小屋も、そして下山後の蓮華温泉でも、小屋の皆さんに温かく迎えていただき、お世話になりました!
夏のあいだ、電話の声しか聞いていなかったゆかりさん(朝日小屋主人、清水ゆかりさん)に、5月の剱沢以来会えました!

なお、この次の連休に実施予定だった同ルートは天候理由によりキャンセル。10月3連休で仕切り直しましたが、こちらも台風によりキャンセル。来年の実施を予定しています。ご関心のある方、ぜひお問合せ下さい。
白馬岳から朝日岳への稜線はたおやかで美しいです。また、五輪尾根もまた、森と湿原と自然豊かな素晴らしい尾根です。

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2019年9月 7日 (土)

ガイドツアー/大日縦走

先の週末は、大日縦走でした。室堂から入り、称名滝に下山。
ガイドツアー参加者3人に、なんと大日小屋と所縁深いスペシャル参加者も。

 

学生の頃、剱沢で夏の定着合宿をしたときは、休養日は奥大日岳往復でした。けれどその先は歩いたことがない。剱岳が少しずつ角度を変えながらずっと姿を見せ、称名廊下が見下ろせ、天狗平からガキ田、弥陀ヶ原へと続く溶岩台地が広がり、彼方には北アルプスの秀峰たち。そんな眺めが、地形図から容易に想像できるこの稜線、歩かずにはいられません。
展望がある日で、よかった。

 

私を含む5人の、この稜線を歩きたいという動機はそれぞれだけれど、楽しいチームになりました。

 

憧れの大日小屋でも、たいへんお世話になりました。従業員の仁平さんと小屋の主人でありギタービルダーの杉田健司さんのギターの音が甘く切なかったです。杉田さんが歌ったギターパンダの歌詞や、まるで厨房の扉を舞台袖に見立てたような登場には、笑ったけれど、それすらせつなくなるような音楽でした。

 

下山後のドライブは、杉田さんのギターを使っている伍々慧を聴きながら。

 

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2019年8月20日 (火)

ガイドツアー/薬師岳~黒部ダム縦走

8/9~12 折立~薬師岳~五色ヶ原~黒部ダム・テント泊縦走(ガイド)

 

ちょうど1週間前に静岡駅で別れた森ちゃんと教ちゃんと富山で再会、成ちゃんが加わって、チーム「り」。
前回の南ア南部に比べれば余裕さ、というふたりと、心身共に元気さキープの成ちゃん。ボリュームあるコースですが、足並みがそろっています。

 

槍穂がやがて遠くなり、剱岳がどんどん近づいてきて、裏銀座や水晶・赤牛の稜線、後立山連峰が見渡せる毎日。薬師岳って、北アルプスのほとんどの山が望めるんだな。

 

「秀峰」は、人それぞれだろうけれど、私にとって、薬師岳は秀峰。北アルプスでいうと、薬師や笠は、登ってほしい山。いつか、ほかの山から眺めたとき、この日のことを思い出すだろうなって思う。薬師岳のピークは南北に長いので、雲ノ平あたりから見るとどーんと屏風のようであり、剱や弥陀ヶ原方面からだと、しゅんと引き締まった姿。いずれも重量感があり、好み。

 

4日のあいだに、月が膨らみ、空の雲が少しずつ変わっていった。今回の台風が去ると、山の空気が入れ替わるかなあ。今年最後の夏山だったかもしれない。
ご参加の皆さん、いい時間を、ありがとうございました。

 

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ガイドツアー/Team Good Jobの夏山

Team Good Job(命名は農鳥小屋ご主人)、白峰三山、仙塩尾根と続き、今夏は三伏峠から聖岳まで4泊5日のテント縦走をしてきました。昨年下山した三伏峠からのリスタートです。
三伏峠~荒川前岳までの空白を歩き、これにてザックさんは南北中央アルプスの主稜線を全部歩いたことになるそうです。

 

難しいセクションや失敗が許されないところが続いたり、逃げ道が少ないルートでありながら、全体的に体力を要し、最終日の聖沢下山まで気が抜けませんでした。皆さん、元気に確実に歩いてくださり、無事縦走を終えることができました。

 

南アルプスは、やっぱりいい!山が大きくて、谷が深くて、緑が濃くて、静かな山歩きができます。
ガイドに参加してくださるお客様それぞれの、山の楽しみ方やセンスに触れながら、今年も、かけがえのない夏の時間をいただきました。

 

個人的には、学生時代に幾つもの思い出のある赤石岳、聖岳に登れたことや、久しぶりに間近で大好きな聖岳東尾根を眺めたなど、貴重な時間になりました。

 

また、日本の山岳地帯の自然環境、山小屋を含めた登山社会の現状を、この山域でも目の当たりにし、考えることも多かったです。

 

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2019年8月13日 (火)

ガイドツアー/徳本峠~蝶ヶ岳縦走レポート

7/13~15 大正池→上高地から徳本峠、中村新道を蝶ヶ岳へ縦走

 

梅雨時のなか、じつにラッキーだったのは、お天気とコースのマッチング。
13日、大正池から歩きはじめ、上高地のあちこちを巡ったあと、徳本峠ともご縁の深い嘉門次小屋の上條久枝さんに見送られて、峠へ。
曇り空ながら、明神岳も西穂の稜線も見渡せ、徳本峠らしい景色。
じゃが芋のお味噌汁が美味しい徳本峠小屋は、とっても楽しいところでした。

 

14日、中村新道を歩いて、大滝山、蝶ヶ岳へ。
緑濃い静かな稜線歩き。雨量はごくわずかなうえ、樹林に守られ、雨風の影響をほとんど受けずに、お花を楽しみながら。
この日は、蝶ヶ岳山荘脇のサイトでテントを張って、わいわい共同生活。

 

15日、展望を期待して、横尾に降りることに。槍穂こそ見えなかったけれど、青空と屏風岩を眺めて下山。
横尾山荘で山田直さんに、「じわじわと蝶ヶ岳へ登っていく稜線歩きだったね」と言われ、上高地へ。
今回は、偶然にもおふたりともLOWA。オーソドックスで頑強で歩きやすい良質な登山靴。私も履いてくれば、よかった!
旅のお茶菓子は、地元開運堂の「徳本峠・胡桃餅」「ウェストンクッキー」、お菓子先生のお菓子。その山域に縁あるものや手作りの行動食は、贅沢。

 

「ああ、この山に登ってよかった」「このルートを歩いてよかった」と思えるような―それにはいろんな意味があったり、後々に思い起こすのでもよいのだけれど―登山を、これからもご一緒できるように努めたいです。

 

今後のガイド山行、以下に空席あり。ご関心ある方、お問い合わせください。
8/31~9/1 大日三山縦走 (山小屋泊)
9/13~16・9/21~23 白馬岳~朝日岳縦走 (山小屋泊)

 

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2019年8月 5日 (月)

「東北の高校生の富士登山」MJリンク応援ツアー

田部井淳子さんが遺したもののひとつ、「東北の高校生の富士登山」、8年目にしてやっと、”現場”での参加が実現できました。MJリンクの応援富士登山ツアーです。

高校生たちが明るく可愛らしく、8年間色んなプロフェッショナル達が関わり続けてきたことを見ることができました。
このプロジェクトを引き継いだ長男の進也さんが、1班の高校生達と一緒にノリノリで山頂の鳥居をくぐってきたかと思いきや、下っていき、最後の9班と一緒にまたまたノリノリで上がってきました。Qちゃんさながら。

ひとことでいえば、参加して、とってもよかったです。
そして、田部井さんは、とんでもなく大きなものを遺してくださったのだと思いました。
来年もぜひ続けたいと思います。
MJリンクがスタートして、今年で10年になります。
10年目のなにかを考えたいですね。
昨日今日とMJリンクサポーターの方々(菅野由起子さん、大久保由美子さん)と一緒に行動し、7人の参加者の皆さんと山に登り、手前味噌ながら、MJリンクは、やっぱりいいな!と思いました。贅沢な時間でした。

 

*なお、MJリンクでは、今秋、二度目の台湾ツアーを企画しています。詳細はココ。ぜひご参加を!

 

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2019年7月 8日 (月)

ガイドツアー/会津駒ケ岳レポート

あいにくの空模様だった先週末、ガイドツアーで参加の皆さんと会津駒ケ岳へ。
当初、1週早い企画だったところを、諸般の事情で予定変更したため、満員御礼から私を入れて4人の静かな山の旅になりました。

 

土曜は降られずに、山頂まで。駒の小屋にてお泊り。
私が親しく思って通っている富山県朝日町住民やそこにそびえる朝日岳の関係の方々がふたりも宿泊中であったりして、夜はみなで持ち寄った食糧で料理をし合い、私達も、皆さんからたくさんご馳走になって、賑やかに過ごしました。

 

翌朝は小降りのうちにスタート。ご参加の皆さんは健脚ぞろいでしたが、天候悪化の兆しがあり、稜線は風も強かったので縦走は諦め。滝沢の登山口に舞い戻り。本格的に降雨量が増す前に、下山できました。
雨に濡れたブナとミズナラ、アオモリトドマツがとっても綺麗でした。
雪解けの間際からイワカガミやショウジョウバカマが咲き始めていました。

 

いつ、どんな季節に登っても、気持ちよい山。名山です。
下山後は、山麓の桧枝岐村を遊んで、帰路へ。

 

7~8月のガイドプラン、空席があるのは次の4本です。
ご関心ある方、お問合せ下さい。
7/13-15 上高地周遊+徳本峠~蝶ヶ岳 
7/23-24 高校生富士山応援登山(MJリンク)
8/9-12 薬師岳~黒部テント泊縦走
8/31-9/1 立山・奥大日岳小屋泊縦走

 

 

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Information

  • ✾登山ガイドについて✾
    現在、MJリンクのサポーターなどで活動しておりますが、このほかに個人ガイドをご希望の方は、下記「メール送信」をクリックの上、お問い合わせください。2019年6~11月のガイドカレンダーをお送りします。ほか、オーダーメイドも承っておりますので行き先や内容など、ご相談ください。

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