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2019年5月22日 (水)

『大人の山登り入門』-50代夫妻を山へ・澤田実ガイドと共に

去年の今日のfacebookより。
去年の今ごろ、『大人の山登り入門』というムック本を出版したときの話です。
旧知の澤田さんですが、ガイドになってから山をご一緒したのは、この時が初めて。
登った時間が、豊かなものとなり、そこには、そのガイドの人柄や生き様が表れている、触れることができる。ああこの人と登って、ほんとうによかったな、幸せだなあと思わせてくれる、そんなガイドさんってほんとうに素晴らしいなと、澤田さんと登って思いました。
心より、ご冥福をお祈り申し上げます。

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全体の監修とライティングを担当しました。
ライターは複数参加していますが、主だったページは、50歳トリオ(山本晃市、森山憲一、柏澄子)が執筆。
アラフィフが山登りを始めるという内容なので、年齢的にはぴったりな。仕事の進め方も内容も三者三様なのは、言うまでもなく。
内容は多岐にわたりますが、2つのコーナーを紹介したいと思います。
ひとつ目は、「夫婦ふたりの初めてハイキングに密着!」
50代半ばのご夫婦に登場いただき、丹沢の端っこにある高取山・仏果山を縦走しました。
サーフィンと海釣りが大好きで年間100日は海に通う黒沢英喜さんと、読書に手芸とインドア派であり、山は小学校の富士山以来という黒沢英里さん。
おふたりが、山を味わっていく様子が、とても瑞々しく。
歳を重ねた方が新たなことを経験するとき、こんな風に智恵があって、だからこそ純粋なれるんだなあと、とても素敵な大人の趣味を見せてもらいました。
黒沢夫妻のコメントも載せています。
そんなお二人をガイドしてくれたのは、澤田実さん。
取材に向かうクルマのなかで、英喜さんの海の話を聞き、「ヨット、やってみたいんですよね。だって地球の70%が海でしょう」と。
帰路のクルマのなかでは、大学時代からの趣味である洞窟の話をずっとしていました。
山のなかでは、専門の鉱物や火山の話も。
澤田さんはいつも楽しそうに山に登っていて、穏やかで豊かで、今回のガイド役を澤田さんにお願いして、ほんとうによかったです。
ちなみに、20年以上前のコトでしょうか。ギター背負って小川山レイバック初登の顛末も、根掘り葉掘り聞いちゃいました。
ルートの途中で(あの比較的しっかりしたスタンスかな)歌ったのは、尾崎豊だったはず、と。
大人になってから、山登りを始めたいという方がお近くにいたら、勧めてみてください。
*facebookの写真は、私が取材中に撮ったもの。本誌は、加戸正太郎さんの写真でご紹介します。
https://www.ei-publishing.co.jp/magazin…/detail/mook-464491/

 

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2019年5月17日 (金)

会津駒ケ岳@5/13毎日新聞

5月13日の「わくわく山歩き」@毎日新聞は、会津駒ケ岳でした。
webでもご覧いただけます(有料)。
https://mainichi.jp/articles/20190513/ddm/014/070/019000c

 

繰り返し登りたいと思う山に出会えるというのは、「仕合せ」です。何度も通って、少しずつ見えてくるものがあり、それがしあわせです。

 

新聞は、多くの方々が読んでいるので、思いがけないところから、「読んでます」と声をかけてもらいます。
親戚や13年前に亡くなった山仲間の義父母さま、ありがたいことだな、と思います。

 

ところで、来月の会津駒ケ岳ガイドツアー、山小屋の事情などあり急きょ日程を変更しました。そのため、満員御礼から残席多に。
6/29-30 滝野登山口→会津駒ケ岳(駒の小屋素泊まり)→縦走してキリンテへ下山。残雪と新緑が山に躍動感をもたらせてくれる、美しい季節です。
ご興味のある方、ご一報を!

 

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2019年3月16日 (土)

フィッツロイ報告会へ

今井晋さん舟生大悟さんが、札幌で「Patagonia遠征報告」をやるというので、マイルもあったし、弾丸行ってきた。

昨年12月のFitz Roy Supercanaletaほか3本のクライミングについて、写真を交えたトーク。
脂がのっていてイケイケの33歳・大悟くんと、酸いも甘いも嚙み分けたベテラン47歳・晋さん。

 

この遠征がどうやって始まったか、それぞれから聞いていた話と、この日のふたりの話が符合し、とてもよかった。大の大人たちがこうやって自分をプッシュするから、カッコいいんだなあって思う。
ふたりのホームでの開催でもあり、会場は和気藹々としていて温かい雰囲気だった。

 

ほんとうに、 行ってよかった。

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2019年1月10日 (木)

お供え

長年続けたツアーの仕事を辞めたためか、最近、これまでに参加してくださった方々が、代わる代わる、遊びに来てくれる。
昨晩、単身でやってきた彼女は、普段は料理をしないという。
私の仕事が長引いたこともあり、彼女が来宅してから夕ご飯を作り始めるというしまつ。さらに、急な電話が続き、台所から離れることに。
「人参、どうやって切ったらよいか、教えてください」というので、少量だけ切って見せると、電話が終わった頃には、とてもきれいな千切りが出来上がっていた。ほんとうに、普段料理をしないのだろうか? というような出来栄え。
ある先輩ガイドが、ガイドの言うことを忠実に聞けて、その通りに実行できる人はポテンシャルが高いという話をしていた。彼女のことである。
たしかに、と思い当たる節は、私にもある。こちらが言ったことを、なんの迷いもなく忠実に行動に移せる人というのは、すごい。登山中のそれに比べたら、人参の千切りなんて、簡単なのかもしれない。やったことがなくても。

急な電話が続いたのは、山岳部の後輩の訃報だった。
あれは社会人2年目のGWだったか。赤石岳から滑落したという連絡が入って、北アルプスに向けていたパッキングをやり直し、南アルプス山麓へと向かった。タイミングよくヘリが飛んでくれて、彼とは病院で面会することになる。登山口近くのヘリポートからヘリが飛び立った時のことを、よく覚えている。

ちょうどこの夏、赤石岳周辺を歩く予定を作っていたのは、偶然だったのか、なんであったのか。当時の滑落現場に行って、お参りしてこよう、と考えた。
彼女が千切りにしてくれた人参は、竹輪と一緒にきんぴらに。ふたりで沢山食べたあとになるけれど、お供え。
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2018年12月 7日 (金)

9月の鳳凰三山@テントむし

3ヶ月も前の、9月の3日間で縦走した鳳凰三山@テントむしについて。
今年で、7年間続けたテントむしに区切りをつけることにしたので、図らずも最後の回となった鳳凰三山も、簡単にでも、ブログに残しておこうと思う。
7年というのは、私にとってはまったく短くない。

鳳凰三山縦走は、雨の1日から始まった。
天気予報通りであり、この日は終日降られることがわかっていた。
けれど、樹林帯も多く、風雨の影響は最小限に収められるだろうし、翌日からは回復傾向だったので、出発。

なるべく濡れないように対処し、そしてテント内でなるべく乾かして、つぎの日に備えてもらおうという算段。
けれど、濡れないようにすること、濡れたものを順を追って乾かすことは、そう簡単ではない……ということを、私も参加の皆さんを見ながら、改めておもいしった。いや、それほど難しくもないと思うのだが、コツや根気がいるのか。あるいは、「乾かす」ということが、どれだけ重要か、認識することが、第一歩なのか。
いずれにしても、テント生活の技術というのは、時間をかけた積み重ねなのだと思う。
すべての衣類を取り換える人もいたが、たった2泊なのでそれもナントカなる。
けれどゆくゆく、濡れたものをテントのなかで乾かしていく技術も、身についていったらよいなと思った。

2日目は予想よりもよい天気になり、朝から晴れ。行程もゆっくりだったので、気持ちもゆったり。太陽が出るだけで、みんなが元気になった。
鳳凰小屋のテント場は激混みで、80年代の涸沢団地を彷彿させるようだった。

そして、最終日は青木鉱泉へ下山。この道が、意外にたいへん。
焦ってもらいたくなかったので、時間をかけてくだるよう、早朝発。
予定通り、10時過ぎには下山できた。

7年前の初回から参加してくれている方。最近は年に1、2度の参加だけれど、付き合いは長くなる。そんな彼も参加してくれた回であり、ゆっくり話もできた。
今年になって、ずっと来てくれている方。2度高山病で辛い思いをしたので、鳳凰三山は心配だった。けれど、ミウラベースに行き、トレーニングやアドバイスを受け、さらに自分自身も徹底した体調管理をして臨んでくれた。今回は絶好調。これには、私も驚き、ホッとしたが、何よりも本人の努力だったのだなあと思った。

今回は、主催側から定員オーバーになったという報告を受けたので、テールガイドをつけてもうよう依頼した。
所属する日本山岳ガイド協会が提示するガイドレシオは、それが適正というよりも、マックスと解釈した方がよい。
条件が悪かったり、チームの状態やガイド自身の実力を考えて、レシオ以下の配置にすることは、よくある。
それはルールを守るということ以上に、安全確保のために必要なこと。

テールに来てくれたのは若い女性だった。
フラップのついた雨具を着てきたので、気温も下がりつつある頃合いだったし、それなりの降雨量だったので選んだのかと思い尋ねると、「いえいえ、たまたまです」と、私の質問の意図を理解しながらも笑っていた。
危険個所での、ガイド同士の動き方とか、注意するポイントも、簡単な言葉の行き交いで互いの状況を理解し、動くことができる。
いつもはガイドが自分一人なので、ある程度同じベースをもち、話ができ、行動できる相手がいることは、心強い。

それともうひとつ、このときは、あるふたつのガイドツアーと一緒になった。いずれも友人がガイドを務めていたので、行動中に見えた雲の様子と天気図のことなど話ながら、情報や意見の交換もできた。
こうやって、ほかのガイドの方々と、フィールドで交流できることは、とてもありがたく勉強になる。

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2018年10月 7日 (日)

テントむし、6年ぶりの唐松岳

夏のガイド山行を振り返って。

山の日に八方尾根から唐松岳かあ……。
激混み間違いないし、どうなることやら、と思っていたが、天候がいまひとつだったためか、思いのほか、空いていた。
それでも、尾根上のすれ違いは多く、神経を使う上り下りだった。
山荘直下のトラバース道が崩壊しており、稜線上のラインを辿ったが、しっかり整備されており、安心して歩けた。小屋に着いたとき、常駐隊に知った顔の方々がいたので聞いてみたところ、整備の様子を教えてくれた。

テントむし、6年ぶりの唐松岳。
二日目の朝、山頂へ向かおうと、早朝に集合したが、空模様がいまひとつ。テント場から山荘まで上がって、白馬側の空を見ても、全然ダメだったので、いちど解散し、1時間後に再集合。
ちょっとだけ明るみの出てきた空の下を歩き、山頂へ。
おかげで、お盆の時期だというのに、山頂は私たちだけ。
展望はなかったけれど、小さくけれど絶妙に積み上げられたケルンをみて、「ジェンカができそう」と笑いながら、みんなでひとつひとつ積み足した。
こんな空模様でも、笑顔で、そしてやがて次の登山者が来たら、「そろそろ、この
静かな山頂を、つぎの方に譲りましょう」と言えるみんなは、温かいなあ思った。

テント場近くなると、「再集合するまでにテントに入ったら、雨が降ってきたでしょう。テントのなかだと、雨音はあんな風に聞こえるんですね。楽しかった」と、ある女性。
環境の変化に柔軟に対応し、その場を楽しめるポジティブさは、ホント登山向き。

今回もまた、参加の皆さんといい山登りをさせてもらった。


本題から話はそれるが。
初日の夕ご飯前、みんなで集まっておしゃべりしていると、背後から、「カシワ―」と呼ぶ声が。最近、こんな風に呼ぶ人は少ないので、いったい誰?と振り返ると、大学山岳部時代のひとつ上の先輩である、孝弘さんだった。
唐松から白馬への稜線を歩いたことがなかったというので、ひとりでやってきたと。
「え?そうだっけ?」そういえば、あの夏、孝弘さんはいなかったなあ。ケガして手術していたんだったかな。
夕食前、ハリーさんが「先輩を呼んできたら」と言ってくれ、テントへ行くと、喜んでやってきた。
就寝前、またテント場ですれ違った。夕暮れ時、黒部側の山肌がのぞいてきたときだった。
「山が見えてきたね」「そうですね」
なんてことない一言を交わして、それぞれのテントへ。
かつて、こんな言葉を、数えきれないぐらい交わしたなあと、思いながら。


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2018年10月 6日 (土)

Team Good Jobの仙塩尾根

夏のガイド山行を振り返って。
7月末から4日間かけて、仙塩尾根を歩いてきた。
北沢峠から入山し、仙丈ケ岳を越えて塩見岳まで繋ぐ予定だった。
けれど、台風の影響を受け、1日出発を遅らせたこともあり、両俣小屋がスタートとなった。
そもそも、この計画のスタートは、長年、ガイドに来てくださっているZさんが、南アルプスの主稜線のなかで、仙丈ケ岳から両俣乗越をトレースしていないということと、一昨年、Team Good Job(命名は、農取小屋のご主人)が白峰三山を縦走したときに、西に見える仙塩尾根を話題にしたことにあった。

Zさんのことを思うと、仙丈ケ岳を踏んでスタートしたかったけれど、天候ばかりはどうにもならない。それでも、芦安の先輩ガイドや山小屋の方々から早々に情報をもらい、林道に台風の被害がないことがわかり、安心して出発できたことは、幸運だった。
それに、出発数日前に、Mさんも予定調整ができ、Team Good Job全員そろっての縦走となったことは、、ことさら嬉しいことだった。

仙丈ケ岳と塩見岳を結ぶから仙塩尾根。長大な稜線だけれど、「尾根」という名前がついていることが、高校生の頃から、不思議に思っていた。だから、大学生になって、いち早く歩いてみた。以来、何度かトレースしたけれど、今回は、ほんとうに久しぶりだった。

緑が濃く、静かで、ボリュームのあるこういう山歩きが、私は大好きだ。
けっして派手ではない、このルートに、Team Good Jobの3人と歩けたことも、嬉しかった。
毎日、私たちしかいないテント場で、ご飯を食べて、お喋りしたり、音楽を聴いたり。
この夏は暑かったから、日の出前から歩き始め、日中は黙々と歩いて。
あっちの山やこっちの山を眺めて、互いにちょっと会話を交わし。
3日目の稜線は、台風の影響を受け、倒木も多く、皆さん少したいへんそうだったけれど、歩き通した。
この顔ぶれで歩くと、必ず起こることが、今回も起こって、大笑いして。

登山ガイドの仕事は、山がとっても好きなことはもちろんだけれど、人との関係にも大きなウェートがあると思う。参加してくださった方が喜ぶ顔を見るのが嬉しかったり、悔しい思いをするときは、こちらも心が縮こまるように痛くなったり。いろんな場面を共有させてもらえることは、感謝してもしきれない。

また、参加者から学ぶこともたくさんある。
Zさんの山歴は、私のそれよりはるかに長い。彼が、テント場に着くと、翌日の行動に備えて早々にどんなことをするか、いつも感心して拝見している。
彼は、写真を撮らない人だけれど、20年程前、子どもと歩いたという今回の稜線について、事細かく覚えていることは、まったく恐れ入る。それもこれも、いつも細かく手帖に記録を録るからだろうか。

晩秋にケガをしたMさんは、「歳とってからの骨折はツライですよ」と話し、どんな冬を過ごしたか、教えてくれた。それが、こうやって長距離の縦走も歩けるようになって、話題にはしないけれど、ものすごく努力されたのではないかと、想像する。
そんな彼が、冬のあいだに読んだという漫画本をたくさん、貸してくださった。ちょうど夕べ、やっと読み終わった。

Nさんは、このチームの看板娘的存在だ。
山行の二日目に、彼女の誕生日がやってきたのでお祝いしようとしたところ、「せっかくだから、みんな一緒にお祝いしましょう」と言ってくれた。6月初めまでさかのぼれば、あとはみんな7月生まれ。夏生まれが揃ったということで、マロンクリームと桃を挟んだパンケーキを作った。

思い返すと、随分たくさんの時間を彼らと過ごしてきたことは、じつはキセキのようなことなのではないかと、ふと思ったりする。

心に残る夏を、いただきました。

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2018年7月26日 (木)

テントむし2年目の白馬岳

7/14~15は、テントむし山旅プロジェクト(Adventure Divas)で、白馬大池に2泊して白馬岳へ。入山は栂池から、3日目に蓮華温泉に下山して、温泉を楽しむというプラン。

昨夏も、同じ内容のもので実施したけれど、肝心の2日目の天候がすぐれず、三国境で引き返し。
ある程度の心づもりをして出発するわけだけれど、いざ、「ここまで。引き返します」と言ったとき、参加のみんなは何て言うかなあ、と思った。けれど、「無理する必要なし」「次が楽しみ」と言ってくれた。次が楽しみ、というのは嬉しかった。山は逃げないというのはウソで、山は逃げると思うけれど、でも無事帰れば、次はある。
無理ない範囲での、雨の稜線歩きは、ぜったいに濡らしてはならないものを守ることなど、いい経験にもなったようだ。

今年は、昨年参加の方々が早々に申し込んでくれ、キャンセル待ちになっていたし、これで晴れなったらどうしようと、思い悩む日々……いや、悩んでもどうにもならないことは、悩まない。
結果的には、これ以上ないというほどの快晴に恵まれ、夕立や雷もなく、3日間が終わった。
無事、元気に白馬岳に登れたし、展望も抜群。剱岳はカッコよく、笠ヶ岳は美しかった。鹿島槍を眺めては、ああ、雪がついたらさぞカッコいい姿になるのだなあと思ったり。昨冬滑った、山々をの眺めたり。

参加の皆さんも、それぞれの思いが山頂にあったようだ。
かつて縦走した山並みをずっと眺めていた方や、私よりもはるかに登山歴の長い方に、これまでの白馬岳について伺ったり。

3日間を終えた後、大池のテント場で仰ぎ見ていた上弦の月を、山麓から眺めた。ちょっと遠くに白馬三山も見えて、お月さまは、変わりなかった。
たった3日間の山の旅で、その後はそれぞれの日常に戻り、参加のみんなは、今晩、月夜を見上げるときはあったのかなあと思ったり、あんがい、登れなかった山登りも心に残るものだと、昨年を振り返ったり。


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2018年7月19日 (木)

山と山のはざまで

白馬岳周辺でのガイド登山を終え、翌日の大菩薩でのロケに備えて。

北アルプス山麓で、一晩過ごす。
のんびりするわけにもいかず、ガイド仕事の後片付けと、翌日の仕事の準備をする合間に、焼きそばととれたての夏野菜という贅沢なご飯を作ってもらって、共に食べながら、互いの話を。

病床にあるそれぞれの母親のことなど。時間はどんどん流れ、いまは過去になっていく。
難しいこともたくさんあるけれど、迷っていても仕方がなく、次へ次へとステップを踏み出す。
そんな友人の姿をみて、清々しいなあと思ったり。

デッキに出て、夜風に当たっていると、空に三日月が浮かんでいた。
昨晩まで、テントサイトで参加者のみんなと仰いだ月。
ガイド中のあれこれを、思い起こした。

参加のある一人が、「私にとっては、誰(←ガイド)と登るのかが、重要なんです」と言うのを聞いて、ハッとした。

登山ガイドの仕事をしているなかで、いただいたよろこびのひとつは、顧客に恵まれ、彼らからたくさんのことを教わったり、いい思いをさせてもらったり、色んなことを分けてもらうことだ。
けれど、考えてみると、友達を作りたくて山に登るのではなく、山が好きで山に登りたく続けてきたなかで、仲間ができた、というのと同じように、ガイドの仕事をしたくガイドを続けるなかで、結果的に顧客に恵まれ、彼らといい関係を築けるようなった、ということなのかと思う。

「私にとって、どのガイドと登るのかが重要」、ハッとさせられた一言だった。
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2018年6月28日 (木)

テントむし山旅@硫黄岳(6/23-24)

6/23-24は、テントむし@硫黄岳でした。
スタッフは、ハリーさん+柏。参加者は13人。
ばっちこと樺澤秀近さんがオブザーバー参加。

夕方からは冷え込み、調理中のガスボンベに霜がついたり、翌日稜線に出ると霜が降りていましたが、見事な晴れ、最高の展望。雪解けも花期も早いけれど、ダケカンバの芽がまだ柔らかかったり、ナナカマドの白い花が始まったばかりだったり、春の気配も残っていました。

テントむしがチカラを入れている山のご飯、夕食はポーリンのリクエストで(本人はアドベンチャーレース参戦中で不参加)、参鶏湯風ポトフ。

これは、私がテキトーに考えたレシピですが、あくまで参鶏湯「風」。
鶏肉、じゃが芋、人参などの野菜、もち米が入って、にんにく、ナツメ、クコの実、松の実も入れたお鍋。それぞれの出汁や風味に加えて、塩コショウ、鶏ガラスープで味付け。

朝食は、ハリーズベーカリーとドライフール本舗ハリーによる、ベーグルと手作りドライフルーツ。なかでもメロンは、感激の味だった。

かばっちは、Adventure Divasのトレランを担当していて、世界各地の砂漠や秘境と呼ばれる地域のトレランやアドベンチャーレースを巡っているひと。

忘年会の頃から、テントむしなどほかの種目のイベントにも参加したいと意思表示していたことを実現してくれて感謝。そして、大した話はできなかったけれど、彼の感想を読むなかで、色んな気づきや今後のことを考える機会を貰いました。異文化交流、いいね。

山登りにはたいへんなコト、慣れてもらうコトも多いけれど、テントむしでは、登る楽しさや歓びも共有していけたら、いいなと思います。

今回もまた、講習会場など、赤岳鉱泉にたいへんお世話になりました。大賑わいの週末に、ご丁寧に対応いただいて、ありがとうございます。

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