1day to 彼女たちの山_仲川希良さん
【1day to 彼女たちの山】
山ガールの項に登場いただいた方は大勢ですが、なかからもうお一人。
モデルでありフィールドナビゲーターの仲川希良さんです。
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希良さんとの出会いは、ランドネ登山学校(あ、他社さんの企画だ😅)。雪山登山の始め方、ステップの踏み方を示して、雪山になじんでいくというシリーズをご一緒しました。
赤城山から始まり、黒百合ヒュッテ泊で天狗岳、そして残雪の安達太良山でロケをしました。
希良さんが体験する役で、先生は天野和明さん、カメラは写真に写っている廣田勇介さんら。現場全体の安全を管理してくれたのが山岳ガイドの松原尚之さん、という贅沢な布陣でした。10年ほど前のこと。
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希良さんの最初の印象は、理解や状況把握が早く、すぐにその場にふさわしい行動をとる人です。モデルの仕事で培われたものなのだろうと想像していました。
誌面を作る段階になって、改めて希良さんにインタビューをすると、繊細な感性をお持ちだということを知りました。
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今回のインタビューでも同じように感じました。
何気なく出会った登山の仕事。けれど仕事の山登りではなく、自分自身の山登りへと変容させていった足取り。
日々の暮らしと登山の繋がり。登山は非日常であり、けれど日々の暮らしの合間にあり繋がっているもの。
そんな話をしてくれました。
高校時代から地図好き、散歩好きだった話も面白いですよ!
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山と一言で括っても、色んな山登りがあります。けれどスタイルは異なっても、山や自然から受け取っているものは案外同じかな、と思うことがあります。
クライマーもハイカーも、あるいは山を眺めるだけの人も、かつて登って今は登らない人も、希良さんの山に向かう感性、自然を見つめる感覚は、幅広く色んな方々に響くものだと思っています。若い頃の自分にも、家族や子どもを持った時の自分にも、歳を重ね次なることを考えるようになった自分にも響きます。
だから、希良さんに登場してもらってよかった。
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SNSの写真は、安達太良山でのオフショット(天野くんや廣田くんと一緒に)と、希良さんからいただいた山菜採りのシーンです。どれも元気印の希良さんですね。
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『彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか』(山と溪谷社、3/14発売)
https://www.yamakei.co.jp/products/2821172050.html
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