14days to 彼女たちの山_高月弘子さん
【14days to 彼女たちの山】
山岳ガイド二人目は、ガイドカンパニー「冒険小屋」を率いて、自分自身もガイドし、さらにはゲストハウスも営む高月弘子さん。
http://www.boukengoya.com/
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弘ちゃんと初めて会ったのは、17年前。
スイスのグルンドの駐車場でした。私は2ヶ月ほどグリンデルワルトに滞在しており、近藤謙司さんのガイドツアーに混ぜてもらいメンヒに向かう日。弘ちゃんは夫の故高月泰治くんと登りに来ていて、抜きつ抜かれつしながら1日を共にしました。
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弘ちゃんは、遊ぶことが大好きです。
探検部出身で、陸だけではありません。ラフティング、パックラフトも。宿の女将業とガイド、カンパニーのマネジメント、さぞ大変なことだと思います。
冬になると大きなゲストハウスの除雪作業だけでもひと苦労です。
それらを一人で背負ってやっているのだから、すごいです。
そんな多忙な生活だけれど、「遊ぶ」ことは忘れません。
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滑りにしても、アルペン、テレマーク、スノーボードと器用にこなしますが、それも雪の上で長い時間を過ごした証だと思います。
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ガイドはどれだけ自分の山を登っているか、というのが重要だと思いますが、その理由はいろいろ。
自分のスタイルや喜びを持っていることは、お客様にも伝えるものが幅広くあります。
遊びを通じて自分の限界や実力を知っているのも重要。
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1枚目の写真は、秋の鉱山道(北アルプス北部)へ入る手前。この後、錦色の木々がまっていて、綺麗、綺麗を連呼してまったく前に進みませんでした。
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初めて出会った頃は互いに30代。それから歳を重ねて、弘ちゃんが変容してきたことも少しは書けたかな……と思います。
弘ちゃんはガイドをしているときも、遊びで山に登っているときも、とても楽しそうです!
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『彼女たちの山 平成の時代、女性はどう山を登ったか』(山と溪谷社、3/14発売)
https://www.yamakei.co.jp/products/2821172050.html
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