北田啓郎さんを偲ぶ会
2月1日の「北田啓郎さんを偲ぶ会」は、目黒の自由学園明日館で開催されました。講堂の設計は遠藤新の設計と書いてあったけれど、向かいのフランク・ロイド・ライトの設計に合わせたような窓枠でした。
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とっても立派なお式でした。
兄の紘一さんのスライドショーや、児玉隆治さんの思い出話、お客様だったという山口哲郎さんのお話、そして最後に北田佳子さんのご挨拶。笑ったり泣いたり、北田さんのことを沢山思いだしました。
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式後、カラファテ前の「なるたけ」での偲び語り合う会も、心に残りました。
テレマークスキーの仲間に沢山会って、大先輩たちにも大勢お会いして、次の時代を継ぐ若い方々もいました。参列できないことを歯がゆく思いながら、各地から祈っているのも感じました。偉大な方は人を集め、人を残してくれるのだなあと改めて思いました。
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カラファテができたのは、大学3年のときでした。
山岳部OBにカリブーのメンバーである山本淳先輩がいたので、紹介いただいたのか。30歳でいまの仕事を始めるずっと前から、つまり35余年もお世話になり、クライミングやスキーで遊んでもらい、沢山のことを教えて貰いました。
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一本でも二本でも、ヒールフリーだろうが踵を留めようが、板に乗って雪山を登り滑る方はみな、直接的・間接的に北田さんの影響や恩恵を受けていると思っています。
山スキーやテレマークスキーの道具、技術、情報の多くを輸入し、日本にあった素地と融合させ、雪山を滑るという文化、心意気、仲間、社会、テレマークスキーそのものを熟成させ、育ててきたお一人なのだから。
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去年の1月25日から、休まずカラファテを営業し続けてきた皆さん、この日の会を準備くださったカラファテとパタゴニア、てれまくりの皆さん、ありがとうございました。
ジャック、荒山ちゃん、矢野さん、少しはゆっくりしてください。
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カラファテの創業者である坂下直枝さんのメッセージ
https://calafate.co.jp/shop/pages/calafate-concept.aspx
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