平出+中島カールンコー北西壁初登攀/ロクスノ98号
発売中の『ROCK&SNOW98号』に、9月に平出和也さんと中島健郎さんが初登攀したパキスタンのカールンコー北西壁のレポートを書きました。
平出+健郎という安定のペアですが、奇跡的につながったラインであり核心部の苦労が想像されます。
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帰国後も平出くんはヨーロッパへ講演ツアー、健郎は2度のネパール仕事と超多忙なふたりをつかまえられたのは、10月にふたりがインスタライブをした前後でした。このインスタライブがむちゃくちゃ面白いので、ぜひご覧ください。
直前まで一緒にいましたが、まさか平出くんがこんな登場をするとは思っていませんでした!
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久しぶりにふたりとゆっくり話をし、登り続けている人というのはすごいなと思いました。
健郎は30代終盤を迎え、平出くんは43歳。この歳まで登り続けるというのは、フィジカルなことだけでなく、それを支えるメンタルの要素が大きいということをあらためて感じました。メンタルというのは、登るという強い意思だけでなく、山や自然、山のある国の人々や家族や周囲の仲間達への思いやりも。
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それと今回は、健郎の日記を全部読ませてもらいました。
時々、登山中の日記帖をライターに預けて、読ませてくれる人がいます。それぞれ個性のある書きっぷり、筆跡で興味深いです。健郎の日記には、カールンコー北西壁のイラストが描いてありました。さすが……絵描きの息子、スチール写真も素敵な健郎らしい、イラストでした。
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こんな二人のことを書けるのは、ライターとして仕合せです。
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ロクスノ98号は安間佐千さんが小豆島の赤嶽の岩場を登るかっこいい写真です(撮影=鈴木岳美さん)。ぜひ、ご覧ください!
*平出和也さん+中島健郎さんインスタライブ →コチラ *テルヌアのハイライトに、平出さんのヨーロッパツアーの様子が載っています。 →コチラ 登って、人と出会って自分の登山の話をする、それをアルピニズムの本場ヨーロッパでやり遂げるのだから、敬服します。
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