南アルプスを未来につなぐ会
静岡県庁からの眺め。
この日(9/26)は、写真左奥に見えるはずの赤石岳と聖岳は、雲の中でした。右に富士山がうっすら見えています。
「南アルプスを未来につなぐ会」主催の座談会へ。
テーマは「南アルプスの魅力と未来を語る」。
座長は山極壽一さん。登壇は、山崎宏さん(NPOホールアース代表理事)、山本百合子さん(公財イオン環境財団専務理事・事務局長)と私。
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山極さんは「南アルプスを未来につなぐ会」の会長でいらっしゃいます。
初めてお会いしたのは、前職で世界遺産条約批准と屋久島のリスト記載のために、屋久島に通っていた頃、宮之浦の自炊宿「晴耕雨読」で。最大の尊敬の念を込めて言うのですが、「なんて、しぐさがゴリラに似ているのだろう」が第一印象でした。
ボスと出張するときはホテルだったけれど、ほとんどは一人。色んな人が集まる晴耕雨読で、長井夫妻に沢山お世話になり、山極さんや霊長研の方々にお会いすることもありました。
その後、二度インタビューする機会がありました。
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2020年4月に毎日新聞の連載「疫病と人間」で山極さんが、アフリカのゴリラ、チンパンジー社会とエボラの話を通して、コロナ社会とポストコロナについて書いていました。生物への愛が根底にある、ものすごく温かい科学者の目線で、救われる思いがしました。
いつか再会の機会があったら、お礼を述べたいと思ったほどでした。
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私の登壇は、まったくの力不足でしたが、山極さんの智に触れることができ、貴重な機会でした。
南アルプスの山小屋の方々や静岡の登山関連の方々も聴きに来てくださり、話ができたことも、ありがたかったです。
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静岡県主導の動きですが、この先、長野県、山梨県とも連動させていく展望のようで、素晴らしい人材がそろっているので、今後の活動が楽しみです。
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