山を書くことを話す機会
6月下旬のこと。
福岡で開催された夏山フェスタにオンライン出演して、「山を書く」仕事について話しました。
1時間だったのに話題を盛り込み過ぎまして、駆け足でした。
書くことを仕事とすると決断した原点にあるもの、コミュニティに入っていって共に多くの時間を過ごし書くこと、繰り返し書かせてもらってきた登山家たちのこと、など。
「山を書く」ことについて、もっといろんな人と話したいなと思いました。同業者とも読者とも、描く対象とも。あるいは、「山を撮る」「山を描く」などの表現者たちとも。
このようなことを、写真付きでInstagramに投稿したら、私の書く原点でありバイブルである『白神山地 本州最後の秘境』の書影をみた方がコメントをくださった。なんと著者のおひとりである坂本知忠さんの血縁の方だった。こんな形で、坂本さんのことをお話できるとは思ってもいなかったし、坂本さんのご親戚が私のInstagramをフォローしてくださっているとも思ってもいなかった。
SNSがすべてとは全く思っていないし、人生も日常もSNSに書かないことのほうがはるかにたくさんあって、いちばん大切なことは書けなかったりする。けれど、SNSでこんな出会いがあるとなると、捨てたものでもないなって思う。
そういえば、福岡の会場にいらっしゃった編集者が、「この本が出てくるとは思ってもおらず、嬉しかった。僕にとっても大切な本です」とLINEをくださった。
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