平出和也+三戸呂拓也、厳冬のサミサール(パキスタン6000m峰)北壁初登頂
昨年12月17日にパキスタン北部にある未踏峰に登頂した平出和也さんと三戸呂拓也さんの登山について、発売中の『山と溪谷』3月号に書きました。
このたった1ページのために、ふたりそれぞれが2時間ものインタビュー時間をくれたことに感謝。
書き手である私自身は、こういった時間の積み重ねが、次の執筆につながります。
平出さんのInstagramにも詳細があり、いずれ平出さん達から色んな形で発信があることを、期待しています。
シスパーレから眺めていた山を登りたいと考えた平出さん。
過去、この山に2度トライした福岡山の会の方に連絡を取り、色んな話を聞いてから出発します。
未踏峰を見つける方法はいまや色々あり、エージェント経由でめぼしい山のリストをもらうこともできます。けれど、一畳大の地図を広げながら、この付近を登り続けてきた平出さんにとっては、未踏峰を見つけ思い焦がれ、登るというその気持ちや行為を尊重したいという思いが強く、福岡山の会の方ともお付き合いをされたようです。
三戸呂さんは、平出さんの撮影も担当。
初めてインタビューしましたが、きちんとご自身の言葉で語るのが印象的でした。事実をありのまま話す点にも共感しましたが、もうひとつ心に残ったのは、サミットプッシュの朝早くに出発したときの月と太陽のことを語ったときの表現。ご本人が覚えているかわかりませんが、それがリアルで美しい描写だったので、そのまま本文に使わせてもらいました。
サミ・サールと名付けられたこの山は、三戸呂さんの高度計は6380mを指していました。
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