『大雪山から育まれる文献書誌集 第4集』(北海道・東川町発行)
『大雪山から育まれる文献書誌集 第4集』(北海道・東川町発行)。
第1~3集をまとめたもの。
表紙は、東川町在住の写真家大塚友記憲さん。裾合平のチングルマ群生。
私も第2集に寄稿させてもらったら、同業の林拓郎さんが、真逆のことを書いているのが、面白かった!
好きになって通った土地は、ふと歴史を紐解くと、多くの先人たちが通った土地だったと知った。田部重治、大島亮吉、田淵行男、、中谷宇吉郎、北穂を愛した足立源一郎など。いまよりもずっとずっと大雪が遠かった時代に。
雄大で多様な自然と、山麓の暮らし、自然科学の学者たちが魅せられる貴重な自然現象、文学や写真など表現の世界。
底知れぬ豊かさが湧き出るような土地だと思っている。
本書は、こういった膨大な文献の目録になっている。
これを、町が編集・発行するのだから、すごい。
東川町は、ちょっとファンキーな町政であり、それを垣間見る仕事をさせてもらったのも、ありがたい。
そして、これだけ旭岳に通ったのは、最初の出会いの影響が大きい。故・春菜則秀さんのおかげ。彼の寄稿文のタイトルは「大雪山に抱かれて」。まさに、抱かれたまま、神々の庭で遊んでいるはず。
旭岳山麓は「勇駒別」といい、アイヌ語で湯に向かう川という意味。豊富な湯が沸き出る土地が秘めるパワーは、力強い次世代に引き継がれていくのだなあと、思います。
これからも、微力ながら、この大好きな土地でなにがしかの活動をしていきたいと思います。
ありがとうございます!
ココから読めます。
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