今年のガイドツアーの前に
この週末から、今年のガイドツアーを始めた。当初、5月にも予定していたが、ほかの仕事が入りキャンセルをした。
今年の記録の前に、3ヶ月ほど前のことを、留めておこうと思う。
3月末のこの日、「テントむし」ツアーの1年目から参加してくださっている方々が集まりを設けてくれた。
昨年にて、7年間続けたこのツアーを辞めたからだ。辞めたけれど、いちばん感謝するべき参加の皆さんの前で、ご挨拶する機会もなく、心苦しく思っていたのを察してくれたのかもしれない。ほかにも、数人のグループで集まったり、ウチに遊びに来て下さる方々が続いた。
いただいた特製アルバムの表紙は、会津駒ケ岳から大津岐峠方面へと縦走する稜線のものだった。
このアルバムを見て、1年目は未熟な至らない点も多々あっただろうけれど、原石のようにキラキラ輝いていて、楽しかったなあと思い起こした。
またこの晩は、参加の皆さんと山そのもの、登山そのものの話ができたことが、望外の喜びであったし、私が想像するよりもずっと大きなことをメッセージとして受け取ってくださっていたことを知り、感謝した。
一緒にいい時間を過ごし、いい出会いがあること、それが素晴らしいとご挨拶くださった方もいたが、それはあとから着いてくるもの。
まずは、いい山登りを提供すること、それがガイドの仕事。直球ど真ん中ストライク。
つくづく、ガイドは機会やきっかけを提供できれば、御の字であり、山そのものがみんなに与えてくれるものが素晴らしいのだと、思いました。山が偉大であり、登山という行為が素晴らしい。
この日参加の皆さんには言ったけれど、辞めてとても清々しく思っています。
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