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2018年5月10日 (木)

下調べ

インタビューに備えて、メインテーマではなく、その周りにあるものを読んでみようと、本棚をあさった。アラスカに関してもっている書籍は、これだけだった。植村直己さんが1冊もない。読んだことはあるけれど、所持していない。ちょっと偏っていただろうか。

クライミングのガイドブックは、いただいたもの。
訪れたことのない土地の概念やスケールをつかむには、こういったトポの前半にある山域概要を読むのもよい。今回の舞台になるあたりの、概念図も書いてみた。
手書きの概念図、いまでもときどきやる。数年前に初めてシャモニー谷を訪れたとき、この春いこうとしていたオートルートなど。訪れたことのないエリアの登山についてインタビューするときも、書いてみては「机上登山」をする。
アタマが悪いのか、本に載っている概念図を見ただけでなく、自分の手で書いてみて、初めて気づくことがある。

インタビュー前の下調べ。
インタビュイーに関する色んなものを読む。「色んなもの」だ。他者のブログやSNSに書かれたこと以外の、色んなもの。

けれどときどき、ふと思う。知り過ぎるのもどうなのかなあ……と。
まったく別のことになるが、ある友人が、好きで好きでたまらない人(料理家だったり写真家だったり)のことは、その人やその人の作品に会う機会がやってくるまで、なにも読まないようにしている、と話していた。どこかでその人のことを知ったのだろうから、まったく読まなかったということではないだろうが、好きになった瞬間から、読まない、ということか。
初めて直に会うときを、大切にとっておきたいというフレッシュな心情か。

そういえば私だって、映画を観る前に、前評判やプログラムや映画解説は、ほとんど読まない。
なにかをきっかけに観たいと思い、それだけの気持ちで映画館へ向かう。
そういうまっすっぐさがあった方がいいのかな。

今回の方は、これまでもインタビューを繰り返してきたので、「初めて」ということはないが、それでも、その人のなにかを、違うところから見聞きするのではなく、その人からもらえたら、「初めて」はその本人から受けるのが、それがいちばんなのかもしれない。

「相当楽しみです」と、届いたメール。こういう言葉は、嬉しく、そして軽くプレッシャーかかってくる。
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