走りながら考える~ヒマラヤキャンプ壮行会へ
ホワイトデーというのは、日本だけの習慣だろうか?
バレンタインになにもプレゼントした覚えのない友人から、「今日はホワイトデーでしょ」ともらった、その中味が奈良漬だったのには、笑った。
保冷袋に入っていたから、生チョコかなナマキャラメルかなと楽しみにしながら、帰宅後、袋を開けたら、粕にまみれたモノが……。
その手作りの奈良漬をくれたのには、彼なりの優しい理由があったことには、あとで気づくわけで、「じーちゃん、ばーちゃん、茶飲み友達かっ」と突っ込んでしまった。
そんな日に(奈良漬の話とはまったく関係ないのだが)、花谷泰広さんが主宰するヒマラヤキャンプの壮行会があった。
今回で3回目。回を重ねるごとに、いい方向へと、彼が目指した方向へと向かうようになってきたなあと、実感した。
とくに今回は、大きく舵をきった。
「走りながら考える」。
私が参加し、何本かの記事を書いたキャンプの1回目は、まさにそんな感じだったと思う。
最後に書いた『ウィルダネス』(エイ出版)の「孤軍奮闘、未来をみつめ「ヒマラヤキャンプ」を作る人 花谷泰広」は、ほんとうに好き勝手に書かせてもらった。
早々に本人から「原稿は見せてくれなくていいよ。掲載を楽しみにしている」とプレッシャーをかけられた。原稿確認不要の意図は計りかねたけれど、まさに、好きに書かせてもらった。
のちに記事を読んだ本人は、「愛情のある応援だと思っている」と、言ってはいたが。
初回から3年が経ち、走りながら考え進んでいくということは、いいことなんだって思う。
何事もそうであるが、すべてを整えてから始めるのでは、いつまでたっても始まらない。まずはやってみる。それは短絡的な行為というのではなく、そのとき出来うるベストを尽くしながら、考えていく。
3回目は、来月上旬カトマンズ集合。
*初回の様子を、当時、甲府にある登山道具店「エルク」で写真展をしました。その時の様子が、この写真展を支え、多大なるサポートをしてくださった方のブログに載っています。→コチラ
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