« Xmasの手紙 | トップページ | 稜線の風と破断面 »

2017年12月28日 (木)

凍てついた窓

山小屋で、同業の同性の数少ない先輩が、「12月は辛いね。去年も一昨年も辛かったね」と言った。そうだった、たしかにそうだった。私自身も辛くて、やっと年を越した思いだった。
そして彼女は、もう一言、8年前の12月の話も始めた。
ある方が、河口湖の夜景の写真をfacebookに載せていたので、思い出したと。

山で喪った友人のことは、なにかの折に思い出すことはあるけれど、だんだんとその悲しみは、悲しいかな薄れていく。いまでもどこかで生きているような気さえしてくるときもある。
それが常なのに、昨日はなんだかものすごく悲しくなった。

8年前の12月に仕事仲間が、河口湖の夜景は見えなかっただろう吹雪の日に、富士山で死亡した。
その彼とは、八ヶ岳で年越しをしたこともあった。こんな風に山小屋の窓ガラスが凍てついた日で、なぜか私は窓ガラスにコツンと顔をぶつけて、眼鏡のフレームを折ってしまった。稜線は厳しい風が吹ていたなあとか、雪と岩の冷たい壁を登ったなあとか、思い出した。
帰路のあずさが電気系統の故障で何時間も止まり、車内に閉じ込められたなあというようなことも、思い出した。私たちは、行動食のあまりも、ちょっと湿った防寒着も持っていたから、平気だったけれど、ほか乗客たちは空腹と寒さに苦情を訴えていた。

GWの穂高の稜線ではケンカもしたなあ。
いまごろ、どこで何をしているのか。

26114456_10213453261699649_53063846

« Xmasの手紙 | トップページ | 稜線の風と破断面 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/540701/66211591

この記事へのトラックバック一覧です: 凍てついた窓:

« Xmasの手紙 | トップページ | 稜線の風と破断面 »

2018年10月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

Information

  • ✾登山ガイドについて✾
    現在、MJリンクのサポーターやテントむし山旅プロジェクトbyAdventureDivasのガイドなどで活動しておりますが、このほかに個人ガイドをご希望の方は、下記「メール送信」をクリックの上、お問い合わせください。内容など、ご相談の上、実施したいと思います。

Magazines