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2017年11月 3日 (金)

WMAJ Dr's Meeting

先日、WMAJ(ウィルダネス メディカル アソシエーツ ジャパン)主催のドクターズ・ミーティングがあった。WMAJのコースを受講した経験のある医師たちが集まり、来日中のディビット・ジョンソン医師(DJ)と共に、情報交換、意見交換をする場。
今年初めての試みであるが、平日の昼間にも関わらず全国から16人が集まった。
もちろん、参加したくても仕事などの都合上できなかった方々も大勢いる。
 
日本で野外救急法のコースが開催されるようになって10年程。
いまではプロバイダの数が増えたり、またそれぞれのプロバイダ間や、登山医学会などの団体との人的交流も始まってきた。
WMAJのコースには、いくつかの医学会所属の医師や消防士、県警所属の山岳救助隊、アウトドア各種のガイドたちなども訪れる。
なかでも医師たちの活動も盛んである。
 
今回は、WMAの歴史や世界各国の野外救急法事情、国内における法的解釈、DJからの新しいトピックやエビデンスなどについて、時間オーバーしながら3時間近く、みっちりと意見交換をした。
夕食後の交流会でも、所属の垣根を越えて、盛んに意見交換がされ、日本の野外救急法のシーンも次のステージにのぼりはじめているのではないかなと感じた。
 
交流会のとき、ちょっと遅れてきたDJが隣の席に座ってくれたおかげで沢山話ができたことも、嬉しかった。
彼の学生の頃の話、他国の事情、これまでのDJの仕事ぶりなど。
他国の事情は、アイスランドの特異な例について詳細を聞いたり、また個人的に関心をもったチベットでの取り組み。中国領については、香港、マカオとラサの3カ所でしかWMAJの活動はされていないのだ。北京ではなく、ラサ。その事情などを聞いて、納得した。
 
去年からインタビューを続けているDJについては、学ぶことばかりだ。
それは野外救急法の知識や技術だけでなく、ものの考え方、人との接し方、人生の歩み方。
野外救急法というフレームを通して、世界各地を歩き見てきた方の言葉は、重い。
そして、医師が野外救急法を学ぶ意義や意味は広く深く、また野外救急法における医師の存在がどれだけ重要であるか痛感した。
よりしっかりと医師や医療従事者たちと手を組んで(これまでも手を組んできたし、医療従事者がリードインストラクターであるけれど)、野外救急法の問題を進めていかなければならないと感じる。
 
それにしてもこの日の八ヶ岳山麓は、抜けるような青空。黄金色のカラマツの葉が吹雪のように舞う美しい日だった。
先に東京に戻り別の仕事をしている私は、ドクターズ・ミーティング後に始まったWALS(医療従事者向けの野外救急法コース)の様子が気になって仕方がない。そんな話を現場の友達にしたら、「禁断症状だね」「早く戻っておいで」などと、笑われた。
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