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2017年11月 9日 (木)

医療従事者が学ぶ野外救急法-WALS

Dr's Meetingの翌日から5日間、清里でWilderness Advanced Life Support(WALS) (主催:WMAJ)が開催された。
医師や看護師、救急救命士など医療従事者が学ぶ野外救急法のクラスだ。
 
去年は、取材を兼ねたオブザーバーとして5日間みっちり参加させてもらった。
医師たちと同じレベルでスピード感もって、野外医療や野外救急法についてトレーニングしていくのは、予習に予習を重ねてもたいへんなことで、本人としては食らいついていった感じ。
けれど一緒に受講した医師たちが口々に、「ちっとも違和感ないよ、一緒にトレーニングしているじゃん」と言ったのには、少し救われたし、そこに野外救急法、野外医療のカギがあるとも思っている。
 
今年は最後の2日間、参加させてもらった。
 
登山者が野外救急法を学ぶのは、登山に必要な技術のひとつと理解するが、医師が学ぶ意味や意義はさらに深く広がりをもつ。
日本の野外救急法が次のステージにのぼりはじめていると感じるひとつは、医師、看護師、救急救命士といった医療従事者達のコミットメントが濃密になってきたこと。日々命を繋ぐ仕事、生命に接する仕事をしている彼らが、それぞれのモチベーションをもって野外救急法を学ぶ姿は、ホント頼もしい。
 
さらに今回は3名が医療アドバイザーが加わり、とても心強く充実した講習だったと感じた。
それぞれ、救命救急、精神科救急、災害現場、山岳事故現場などでの経験が豊富であり、そして野外医療、野外救急法に熱心な方々。こういった方々がこれから、野外救急法のクラスに深くかかわってくれるのは、心強く、この先が楽しみだ。
 
また、大規模シミュレーションのために16人の傷病者役ボランティアが集まってきたのも素晴らしいなあと思う。医師、看護師、歴史的に最悪な現場を経験した救急救命士、山岳ガイドをはじめとしたこれまた多彩な顔ぶれ。
 
WALSは、講師のDJ医師とWMAJスタッフ達、医療アドバイザーの3人、そして受講生たちが互いに意見を交わし合いながら体当たりで野外救急法について考え、学ぶ5日間。
救急法のお作法を学ぶのではなく(それはどのクラスも同じ)、野外で傷病者が発生した場合に、どのように状況を把握し、観察し、評価し、対処していくのか。
その際にリスクとベネフィットを天秤にかけ、どこに行動を落とし込んでいくのか。それを考える場。それは、登山の行動そのものに通じる考え方でもあったりする。
 
貴重な機会をいただき、心から感謝。これからも、頑張ります。
 
主催のWAMJについて 
WALSについて 
昨年の様子 
「医療アドバイザー」の3人 
WAMJからの報告 →① →②
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