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2017年10月 6日 (金)

人生はシンプル

「先生」と呼ばれる職業が幾つかあり、その習慣があまり好きではないのは、「先生」と呼ばれる職業だった亡父が、心の底ではそれを嫌っていたからかもしれない。
なにかの職業が特別だとは思わないし、それぞれの職業にそれぞれの特徴があり、そしてそれぞれが自分の職業に誇りを持ちたい。後者は、高校時代からの友人がずっとずっと前に吐いたセリフ。
 
そんな「先生」と呼ばれる職業のひとつ、医師と話す機会が、この1週間ほど続いている。
医業のぜったい的特徴は、命を取り扱う、人間の身体を取り扱う現場だということだろうか。
 
初めて会ったふたり(医師と患者家族)が、いきなり本題に入って、今後の治療法や先行きについて話す。ビジネスの先行きにも命がかかっていることはあるだろうが、生身のからだとまさに生命に関わる話を、いきなり本音でズバズバと。
「理解が早いですが、医療従事者ですか?」と聞かれ、「いいえ」と答えたが、いまどきこれだけ情報があり、自分も病気をしたことがあれば、私のようにときどき医療について書く仕事をしなくても、話が通じるのは早いのではないかと思う。
 
手術室の扉が開き、やがて今度は、医師と立ち話。手術結果や今後のこと、そこには私の身の振り方も関係してくる。短い会話のなかに、その医師の人となりがうかがえ、こちらも普段あまり人に見せない顔を見せる。
 
こんなやり取りはインタビューとも似ているかなと思ったり。
 
そんななか、仕事で知り合った救命医と話す機会があった。
「いのちの終わらせ方って難しいですね」と言うと、「そう複雑なもんでもないことの方が多いのですけどねぇ」と。誰もがみないつか人生を終えるわけで、きちんと話ができていれば大概は望む形がわかってくるものだと。ただ、彼がいる現場のように、時間がそれを許さないときは、いささか大変」と。
「いささか大変」って言葉を使っていた。
 
なるほど、人生って、シンプルかもしれない。
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