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2017年6月27日 (火)

打ち合わせ

昨日も今日も、編集者と打ち合わせがあった。

今日お会いしたのは、初めて仕事をする編集部の初対面の編集者。
記事の内容について、意見を出していくうちに、「およそ、誌面の絵がみえてきました」と。
さすが編集者だなあと思う。こちらは、あれもこれもと考えを述べるだけであり、そこには私のような書き手の場合、あまり絵面は浮かんでいないのだけれど、編集者は違う。
書くべき内容を整理し、読者にわかりやすいような構成を、既にアタマのなかで作り上げている。

今日の待ち合わせは、私の住む町の駅改札で、打ち合わせは駅前の喫茶店で行なった。
偶然にも3駅離れたところに住んでいたのだが、それでも「ご足労いただき、ありがとうございます」と述べると、「いいえ、ライターさんの仕事場のできるだけ近くまで行くのが、僕の信条ですから」と。
かつて出版社に勤めていたときから、そうしていたが、フリーになったいまも、その考えは変えていないという。「打ち合わせ場所まで行くにも、時間もお金もかかるのですから」と。
いいや、時間もお金もかかるのは、お互いさまだ。
 
昨日会ったのは、数年前から一緒に仕事をしてきた編集者であるが、ちょっとご無沙汰していた彼女だった。「久しぶりに会いたいね」とは、よく言っていたのだけれど、超多忙売れっ子編集者、そんなに自由になる時間もないはずだ。
プライベートの旅先からメールやLINEをくれて、やっとランチに会えることになった。
 
私が朝から晩まで、有楽町界隈で用事があったことを知った彼女は、「あのビルだったら昼時でも空いているはず」と老舗ベトナム料理屋を、待ち合わせ場所として連絡くれた。あとで気づいたことだが、旅先でわざわざ調べてくれていた。
「このビルの上に仕事で来ることがあったんですが、前回はちょうど歯を抜いた日で、美味しそうだけれど食べられなかったんです。また来たいと思っていたんですよ」と。私の用事に合わせてくれた場所だというのに、余計な気遣いをさせない気遣い。
「このベトナム料理屋さん、昔からあって、美味しいんだよね」というと、「みんな、そう言います。老舗なんですね。来たことありましたか?」と。「うん、働き始めた頃、そうだね30年ぐらい前に来たかな」と言ったら、若い彼女、一瞬ビックリしていた。「あ、30年は間違えた。でも25年ぐらい前かな」と。四半世紀だ。
仕事の話、最近の互いの旅の話をして、冬頃にはこんな記事を作りたいねと、打ち合わせもできた。
 
長年、何度も打ち合わせしてきながら、一度も「そちらに伺いましょうか」とか、「ご都合のよいところで落ち合いましょう」とか、言ってもらったことがない編集者や編集部もある。そういうところって意外と多い。
 
一方で、必ずこちらに出向いてくれる編集者や、ちょうど真ん中あたりで会うことを提案してくれる編集者もいる。年上の編集者には、本の街の美味しい紅茶屋さんを教えてもらったなあと、懐かしく思い出す打ち合わせ場所もある。

どちらが伺うべきかとか、そんなことではなくて、互いの事情や都合を鑑みながら、都度いいように場所を決めてもいいのになあって、思う。
だから、今日の編集者の言葉は、とても新鮮な嬉しさだったし、昨日の彼女にも、感謝だった。
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