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2017年5月

2017年5月30日 (火)

森林インストラクター養成講習

今年度から「森林インストラクター養成講習」((社)全国森林レクリエーション協会)の仕事をしています。皆さん、試験に向けて様々な勉強をされますが、そのなかの「山の安全」という講習を担当。テキストの作成や年2回の授業などを受け持っています。
昨日は、初回の授業。
60人近い方々が全国から集まり、1コマ2時間の授業を、なんと1日に4つも!「山の安全」は、とっても幅広くまた奥深い内容なので、ものすごいスピードで2時間を駆け抜けました……。
 
写真は会場となった林野会館1階にあった屋久杉の株。栗生で伐り出されたそう。屋久島は、前職で通った親しく思っている土地であり、懐かしい。日本が世界遺産条約を批准する前後のことであり、屋久島を世界遺産リストに記載するための仕事と、その後の仕事だった。
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2017年5月25日 (木)

「なぜ人は山に登るのか、山と対峙する試み」@『THE EARTH』~ICI石井スポーツエベレスト・ローツェ登山隊

ICI石井スポーツの登山カタログ『THE EARTH』に「なぜ人は山に登るのか、山と対峙する試み」を書きました。
ICI石井スポーツのエベレスト・ローツェ隊についてです。
荒川勉社長とは、この冬初めてご一緒しました。山ではタフで、そして気さくで、とても気持ちのよい時間をいただきました。
こういう人になりたい……と思わせていただきました。
奥田仁一さんと平出和也さんとは、20余年来の付き合いになるのか。
奥田さんとはいろんな場面でご一緒したけれど、一緒に登り、書かせてもらったのは初めて。茶目っ気たっぷりで、そして繊細な方です。
平出さんのことは、おそらく10回近く書いてきたのでは。
ふたりと久しぶりに会い、時間を共にし、インタビューし、ふたりがかっこいいオトナであることが、なんだかとっても嬉しかったです。
私が言うのはおこがましいですが。
かっこいいというのは、潔いってことです。自分の進むべく道を見据え、自分の選択に責任をもち、ゆるぎなく山に仕事に取り組む。そこに余計なことはなにもありません。

本日、荒川社長と奥田さんはみごとに、エベレスト登頂!
どうぞ無事に安全圏まで降りていてください。
平出さんは一足早く帰国し、デナリで活躍中ですね。
皆さん、いい山登りをして、元気に帰ってきてくださいね!

なお、『THE EARTH』は、石井各店の店頭で配布。来月には『夏山JOY』にも収録される予定です。

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アレクシス、シャモニーへ

ちょうど2週間前の深夜、羽田で出迎えたENSA(フランス国立スキー登山学校)教官であり国際山岳ガイド、そして若くして国際山岳ガイド連盟の技術委員長を務めたキャリアをもつ、アレクシス・マーロンが、日本山岳ガイド協会の3つの講習を終え、本日の深夜便でシャモニーへと帰国。
 
今朝3時に涸沢小屋を出て、北尾根からダイレクトルンゼを岳沢に向けて下り、上高地に下山。そのままあずさに乗って新宿までやってきたアレクシスを出迎えた。
羽田までの見送りとその前には、インタビューの続きも。
 
かつて私は、山岳ガイドのインタビュー連載をやったことがあり(その顔ぶれはココ)彼らを含む何人ものガイドたちと、幸運にもその後も一緒に時間を過ごすことが多く、彼らのガイドとしての生き方や姿勢に触れてきた。
今晩、アレクシスの話を聞き、そんな彼らこそ、アレクシスと話をしたかっただろう、私とは違う次元の話ができただろうと思った。またカテゴリ問わず、日本のもっと多くのガイドたちがアレクシスのフィロソフィーに触れる機会があったら、どんなによかっただろうと思った。
 
「尊敬するガイドは?」という質問に、隣をみて「ヒロのような人だよ」と答えた。通訳などインタビューを全面的にサポートしてくれた石坂博文さんのことだ。「それはどういう意味かというとね……」と続けた話が、また心に沁みた。
山岳ガイドというのは、どうあるべきなのか、どういった職業なのか、その本質を教えてもらった。
 
写真は、インタビューを全面的にサポートしてくれた近藤謙司さんと石坂博文さん、そしてアレクシス。
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2017年5月22日 (月)

テントむし山旅@明神ヶ岳 5/20・21

土曜日午前は、大雄山駅近くのレクチャールームで、テント泊の装備全般やパッキングのお話。その後、「花咲く里山」に移動し、ご好意で貸していただいたハーブ畑にてみんなでテント設営。
ヶ岳山頂4班に分かれてカレーを作りました。
私たちの班は、畑から摘んだハーブをふんだんに使う作戦。ベーコンはローズマリーとレモンバームで風味をつけ、なんとミントライスというのにしてみました。濃い味はつかないけれど、香りが爽やか。ミントは消化促進作用もあるというので、よいのでは。カレーの具はよく炒めたあと、少量の水で蒸してから煮込むという丁寧なプロセス。おかげでジャガイモがほっかほかでした!

日曜日は、明神ヶ岳の明神水のちょっと先まで往復。10キロを超えた荷物を背負ったのは初めてという方々ばかり、夏のような暑さでしたが、元気に降りてきました!

今回は、参加者22人、スタッフはAdventure Divasのポーリン+ハリーさんと私のフルメンバー。賑やかな顔ぶれで。レクチャールーム、テント場、登りながら、それぞれの時間と場所で、「テント泊」についてレクチャーしながら、学び知ってもらい、経験してもらう登山となりました。
ご参加の皆さん、ありがとうございました!

次回の「テントむし山旅」は、6/3・4の硫黄岳です。初日早めに赤岳鉱泉のテント場に到着するので、
・登山計画の立て方
・アクシデントに備える術
について、みんなで話し合いながら考えていきます。
翌日は、硫黄岳に登りましょう!
初めての方もウェルカムです。
申込みはコチラ→
https://www.adventure-divas.com/trips/tentomushi/

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2017年5月 8日 (月)

空気の肌触りと風の匂い

旅の終わりに、むりくり立ち寄った。
久しぶりにこの国に来て、素通りなんて、ぜったいにできない。
「せめて、3日ぐらいは泊まっていけばいいのに」と言われながら、1晩だけ、24時間足らず。

旅の記憶は、その土地に住む人々や食べ物、景色、そして何よりもそこで出会った友人、彼らと一緒に経験した数々のことにある。
でも、そんなじゃなくて、もっと本能的なところにも、記憶のかけらはたくさん埋まっている。
肌にまとわりつく空気の感触、風が運んでくるその土地の匂い。
思い出たくさんの街のいちばんのところへ。
ダージリンからタライへと降りていく途中に、ふたつの川が出合い、そこに伝説がある土地があったけれど、ここもまた、ふたつの川が交わる眺め。こっちは、中国内陸部の大都会でまったく違う眺めだけれど、そんな土地に不思議と縁がある。

15年も経てば、互いの身にはいろんなことが起こり、歳を取って、先のことが少しわかるようになる。相手に余計な期待もしなくなり、しかるべきところに落ち着く。
若いころは、自我も強くケンカもたくさんしたけれど、いまはもっと思いやりをもって、互いのことを案じて、大切に思えるようになる。
好朋友は、老朋友へ。これからも、互いの人生を温かく見守っていけそう。
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2017年5月 2日 (火)

深夜のチャット

かつて取材をした方々に、ご挨拶をして回る日々。
途中まで、年賀状のやり取りがあった方々もいらっしゃったけれど、私の筆不精もあり、10年経つと、途切れ途切れに。
どうやって連絡を取ろうか考えながら、今晩はとうとう、いっつもお世話になっている山岳ガイドさんへ連絡して相談。GW前で忙しいのを承知で、無理くり。

深夜のチャットで、ほかの仕事の相談も交えながら、連絡先を尋ねると、そのうちのおひとりが亡くなっていたことを知らされた。
ガイドの彼も、半年近く経った最近知ったということで、ひっそりと静かにお亡くなりなったのか。
辛いインタビューを何度も繰り返しお付き合いいただきながらも、いっさいの取材が終わった後は、懇意にしてくださり、なにかの折にはまめに葉書をくださった。だというのに、私は3通に1通ぐらいしか、便りもせず。
 
彼に繰り返し繰り返しインタビューしたことが、今回また、次の実を結び始めている。
できれば、これからの私の仕事もみてもらいたかった。
いまとなっては次の仕事を、このお世話になった方に捧げる本にすることぐらいしかできず、もうひと頑張り。
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2017年5月 1日 (月)

タケノコは1日勝負

ときどき、実家の庭に遊びに来てくれる夫婦がいる。
私と一緒に行くときもあれば、「今日、行ってくるわ」と一本電話があるときもある。
夏みかんに柚子、桑の実、茗荷、梅、蕗の薹に蕗、野蒜、月桂樹の葉や山椒など、好きなものを採っていく。
おそらく、世界にその名を残したクライマーであり、最近は林業の仕事も手伝っているというだけあり、高いところに登るのは得意で、大木の枝打ちをしてくれたり、庭の世話までしてくれ、とってもありがたい。
 
先日は、その夫婦のお父さんから写真付きのメールが届いた。
お父さんは、ウチの夏みかんの味を好きになってくれて、彼もいっしょに時々やってくるのだ。
「カシワさんが狙っていたなら、ごめんなさい。いただきました」と8本のタケノコに、フキや野蒜が写っていて、大いに笑った。
さっそく返信したあと、友人夫婦にも電話をすると、「たぶんあと数本は採れるんじゃない」と。
2日後には彼女の予言通り、3本採れた。
 
「雨後の筍」とはよくいったもので、天候にもよるが、タケノコは1日で日がずれると、ぐんぐん伸びちゃってダメになったりする。
ウチの実家からおよそ3時間のドライブになる遠くに住みながら、よくぞいいタイミングでタケノコを採っていったものだと、その臭覚に感心。
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    現在、MJリンクのサポーターやテントむし山旅プロジェクトbyAdventureDivasのガイドなどで活動しておりますが、このほかに個人ガイドをご希望の方は、下記「メール送信」をクリックの上、お問い合わせください。内容など、ご相談の上、実施したいと思います。

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