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2016年12月 1日 (木)

LOWAプレスミーティング+ゲルリンデ来日

駆け出しのころからずっとお世話になっているイワタニプリムスさんとの仕事で、ローバーのプレスミーティングをコーディネイト+司会。
24・25日の2日間にわたって、来日中だったローバー社CEOのHr. Werner Riethmann、アジアパシフィック担当のHr. Matthias Preussel、アンバサダーのFr. Gerlinde Kaltenbrunner(8000m峰14座無酸素登頂のオーストリアの登山家)とご一緒した。

来春、ヒマラヤから里山、旅行まで販売モデルを大きく広げるというので、楽しみだ。
また、靴の仕事に就いて半世紀というヴェルナーの話はとても勉強になったし、大学でアジア専攻、マンダリンも話すマティアスのもつアジア観は、ちょっと興味深かった。

さて、プレスミーティングの後半はゲルリンデのトークショー。生い立ちから、ヒマラヤ登山の数々、そして彼女が8000m峰14座の最後に登ったK2について話してくれた。北側のK2が、なんて美しくて圧巻なのか。ジャパニーズクーロワールが、とんでもない迫力だった。そしてそれ以上に心打たれたのは、彼女の真っすぐな心。K2のサミットプッシュでは、何度も「もう無理なのでは」ということが降りかかってくるけれど、ポジティブな姿勢が崩れない。これは日々瞑想することで心のトレーニングをしているとも話していた。それだけではない。ひとり、ふたりと山頂を諦め下山していくチームメイトたちに向ける視線も温かい。

最後に、ゲルリンデの大親友である竹内洋岳さんが登壇。「一緒に登ったのは5座だよ」とふたりとも事前に言っていたけれど、よくよく数えると山頂に至らなかったエクスペディションがさらに5回あり、ふたりは合計10回もヒマラヤ登山を共にしている。それはもう、家族とか親友とかすら超えた間柄。
「ゲルリンデにはいつも怒られていた」と竹内さんが話すと、エベレストの北面7000m地点で意識不明になって竹内さんを看病した時のことを、もう泣きそうな顔になって話すゲルリンデ。怒るのも泣くのも、ゲルリンデの友人への深い愛情なんだなあ。こんな風に喜びを分かち合い、苦しみだけでなく苦(にが)みも分け合うことができるのは、ほんとうに素敵。
“キャタピラー・シンデレラ”と“Mr.コマツ”(←二人のニックネーム)
の再会は、私も嬉しかった。
チームメイトたちが追いつくまで、K2の山頂で15分間、ゲルリンデはたった一人だった。その静寂な時間も、また山を通じて出会った友人たちとの深い絆も、ぜんぶ山からゲルリンデへの素晴らしいプレゼント。

スライドショーの端々からうかがえた、彼女の優しさや自然への慈しみは、著作『Mountains in My Heart』にも表れていて、私も新たな目標ができました!

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