「自然とスキーと暮らしがすぐそばにある国 ノルウェーを旅して」@『WILDERNESS』
『WILDERNESS』(4/26発売・枻出版)、最後のご紹介は、黒田誠さん(写真家・国際山岳ガイド)がノルウェーを撮ったグラビアです。
タイトルは、「自然とスキーと暮らしがすぐそばにある国 ノルウェーを旅して」。
昨年5月末から2週間、スキーや探検に関する博物館をいくつかとソンドレ・ノルハイムの生家、さらにはスキーを履いた古代人が彫られている岩絵(石器時代)を見て回りました。
写真や映像に文章を添えることを、これまでにも何度かやったことがあります。
しかし、端正な作品には、文章は邪魔なだけであり、なんでこんな文章しか書けなかったのだろうといつも思います。
そんなことを考えていたら、ふと思い出した本がありました。
以前読んだ、後藤正治の『清冽 詩人茨木のり子の肖像』。
この本の冒頭に、「詩は文芸の領域で最上位に位置する」と書かれていたことが、心に残っていたのです。
私には、詩は書けそうもないけれど、写真に文章を添えるとしたら、詩がいちばんお似合いなのかもしれない、そう思いました。
何枚もある写真のなかで、私は、黒田さんがフィルムで撮ってくれた淡い絵の一枚がいちばん好きです。ページをめくって、どれであるか想像してみてください。
なお今号の表紙も、黒田さん の撮影だそうです。重厚なアルプスの岩壁。
ほか特集シャモニーの記事でも、多数の写真を見ることができます。
*以下は、私が撮ったものです。
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