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2016年3月

2016年3月30日 (水)

桜のつぼみ

もう春なんてやってこない、と思っていたけれど、八甲田、八戸、富山、笹川、白馬と旅し続けたら、山里にも春の匂いがして、雪山に登ったら伸び伸び明るくて、午後には春霞になって、そうか、春か!とあわてて、家に帰った。

この春は、ちゃんと家の裏の桜を眺めようと思っていたのだ。

家の裏には、何百メートルも続く桜並木がある。
小さなつぼみがほんの少しだけピンク色をのぞかせる頃、遠望すると木全体がほわんとピンク色になる。
そんな瞬間がいちばん好きだけれど、久しぶりに帰宅したら、それはとうに終わっていた。

次に好きな、葉桜の頃には、ちゃんと家にいよう。


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2016年3月25日 (金)

日記

2月アタマから始めた取材が、ひとつある。
たくさんの人に会い続けながら、インタビューを繰り返している。
その、最初の人に会ったあと、次のインタビューとの合間に、何気なく日記帳を買った。
亡くなった娘の日記帳を読んでいるという父の話を聞いたことも、影響していたかもしれない。

以来、毎日ではないのだけれど、時どき気が向いたときに日記を書くようになった。
自分の死後、ほんとうに近しい人であれば、なんとなくそんな人には、自分の日記を読んでもらいたい、心のうちを聞いてほしいと思う。自分の生きた証しに。

日記は、本人にとっての積み重ねであるほかに、そんな存在する意味もあるのかなあと思ったり。たとえ歴史上に名を遺す人でなくとも。
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2016年3月21日 (月)

登山中の時間管理~腕時計

登山中の時間管理について、興味深いことがあった。

あるクライマーさんをインタビューした。その時話題になっていたクライミングの行動時間は、20時間だった。

坂巻温泉に車を停めて出発したときの時間、取付に向けてルンゼに入っていくときの時間、取付に到着した時間、登り始める時間、写真を見せてもらったバリエーションラインに入っていく時間、トップアウトした時間、稜線を歩いたのち下降を始めた時間、デポのある取付まで戻ってきた時間、クルマにたどり着いた時間……。
要所要所の時間を確認するとき彼は、腕にはめていた時計を必ずご覧になる。
ときには、時計の針を動かすように文字盤を指でなぞり、時間の経過をボリュームで計りながら話してくれた。

彼の腕をちらっとのぞいただけなので、カシオのどのシリーズを使っていたかは不明であり(おそらく下記のものだろう)、登山中は小ぶりなものを使っているとも聞いた覚えがある(それもまた、下記のものだろう)。

いうまでもなく、登山における時間管理は重要である。
デジタル表示の時計よりも針のあるアナログ表示のほうが、時間の経過や残り時間の分量を視覚的に把握しやすい、という人は多い。疲労困憊して思考能力が低下しているときや、低酸素の高所登山中にはとくにそれが顕著である、とも。

私自身は、ここ3年ほど、カシオ・プロトレックのデジタル表示の時計を使っていた。PRW-3000シリーズ(http://products.protrek.jp/_detail/PRW-3000-4/)は、小ぶりで女性の手首でもちっともストレスがない。ブラッドオレンジ×ブラックカラー(勝手に命名)はクールだし、ポップなイエローカラーも、なかなか周囲では評判だ。

けれどこの冬から、久しぶりにアナログ表示に戻っている。PRW-6000シリーズだ(http://products.protrek.jp/_detail/PRW-6000Y-1A/)。全体的に大ぶりなことは否めないが、雪山ではほとんどザックに装着しているので、いまのところ不便はない。針を見ながら時間を把握していくのも、すっきり思考で気持ちよい。

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2016年3月19日 (土)

「冬の山に向かうとき、身にまとうもの」@『山と溪谷』4月号

『山と溪谷』4月号に見開き2ページの小さな記事を書きました。
日本ゴア社のタイアップ記事。

花谷泰広さん、馬目弘仁さん、廣田勇介さん、青木達哉さんに、「冬の山に向かうとき、身にまとうもの」についてお聞きしました。
すっかり温かくなり、もう春ですね! 来シーズンにでもご参考になれば。

ひとりひとり短いコメントであり、比較的短時間のインタビューで終えましたが、おひとりだけしっかり時間をいただいた方がいます。

馬目さんには、明神岳の冬壁がどのように発達し、季節を過ごしていくのか、その理由を含め特徴なども教えてもらいました。
こういう風に、インタビューの本筋以外からも、ひょっこり学ぶことができるのは、この仕事の役得か。ありがたいことです。

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2016年3月 1日 (火)

第20回植村直己冒険賞受賞記者会見へ 本多有香さん

2015「植村直己冒険賞」受賞者発表の記者会見へ。

第20回を数える今年の受賞は、マッシャー(犬ぞり師)の本多有香さん。
カナダ・ホワイトホースで27匹の犬と一緒に暮らしている。
(webに26匹とあるけれど、今日は27匹と言っていたような)

選考要項に、「極地、山岳、海洋、空等の自然を対象とし、日本または世界各地において、人間の可能性に挑んだ創造的な勇気ある行動(業績)を対象とする」とある。
“冒険”における勇気のひとつに、好きなことを継続する、自分の信じた道を歩み続けることがあるのではないだろうか。これらには、ときとして勇気がいる。

本日、植村直己冒険賞を主催する豊岡市の中貝宗治市長が、「どこかの山を極めたとか、なにかのプロジェクトに成功したとか、そういう業績ではない。本多さんの人生に対する態度を評価したい」というようなことを話していた。
まさに彼女が信じ選んだ道を歩み続けている、その勇気ある姿勢に賞が贈られたのだと思う。

久しぶりにお見受けした本多さんは、ますます逞しくなっていた。上半身ががっちりとして、腕っぷしが隆々としていて、分厚い手をしていた。
写真を撮られるのも、人前で話すのも苦手ということで、各社顔写真を撮るのに苦労されていたようだが、最前列で私の隣席に座っていた、本多さんと旧知の近藤幸夫記者が冗談を言ったら、笑ってくれた。

著書『犬と、走る』がこの度、単行本に。
http://www.shueisha-int.co.jp/archives/3153 


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