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2015年9月

2015年9月30日 (水)

今宵は秋風

カラッと乾いた秋の空気が気持ちよい。タマキスポーツで待ち合わせ。
新発売のビンディングは300gとかあるはそれを切る軽さとか。6ケタのお値段を見て、うなだれた。

その後、近くのビストロへ移動。
ワインリストを見ながら、「白だとぐいぐいいっちゃうしね」とケイコさん。「秋になったからシラーにしますか」と応えて、赤に落ち着いた。
が、結局2本目は、白をたのむ。

支離滅裂な話になるけれど、ビールは秋の飲み物だと思う。炎天下とか夏の夜よりも、だんぜん秋のほうが似合うと思う。というと、反論がたくさんくるだろうか。

冷おろしも飲んだし、新蕎麦も食べたし、これで心置きなく、日本の秋をあきらめて次の土地へ向かえそうだ。
って、そんなわけないじゃん。鮮やかな紅葉のなか、登りたい。

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2015年9月29日 (火)

美しい林へ

9月に入ってからちっとも山に登れない状況になってしまった。焦っても仕方がないので、いまはおとなしく。
今週末も調わなかったので、山ではなくブナの林へ。
まっすぐにブナの木が伸びている林を、美しいとか美人林とか美人の林というそうだ。
ブナの美しさにはいろいろあるけれど、こういうまっすぐなブナが並ぶ美しさは、白神山地にある、とある森がダントツではないかと思う。

白神山地は、私が最初にモノを書こう、書きたいと思わせてくれた山である。しばらく縁遠くなってしまっていたが、また行けるだろうか。

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リンジンのところへ

カトマンズでのもっとも大切な用事のひとつ。リンジンのところへお参り。

タメルの入り口で、お供えのカタを買って向かうと、年々リンジンに顔が似てきた息子が、いつもの通り迎えてくれた。まるでリンジンが何十回となく毎回私にそうしてくれたように、奥の部屋に通してくれ、「コーラがいいか?セブンアップか?それとも紅茶か?」と尋ねる。

リンジンは、私の旅をいつも助けてくれていた恩人だったが、数年前に病気で亡くなった。彼とのいちばんの思い出は、当時借りていた部屋が寒いと話すと、ドラム缶を使って手作りしたストーブをバイクの後ろにくくりつけて、持ってきてくれたことだ。ちょっとびっくりしたけれど、ものすごく嬉しかった。
けれどそのストーブ、たぶん煙突の位置や角度がちょいとおかしいのか、火をつけると、涙が出るほど煙たくなる。結局私は、バルコニーでそのストーブを使っていた。

この日は息子に、私が探しているカトマンズの小さなゴンパについて尋ねてみた。
あれこれ調べてくれたけれど、わからなかった。チベット人の彼がわからないというのだから、仕方ない。

その代わりに、「昨日も地震があったね」とiPhoneのアプリを起動させて見せてくれた。まったく気づかなかった。カトマンズの西が震源でマグニチュード4.5。
「あの4月の大地震のあとは、もうこの程度じゃちっとも怖くないよ。問題なのは地震ではない。地震は自然の摂理であり、防ぐことはできない。だったら地震が起きるかどうか心配しても仕方ないでしょう。それよりも、地震の被害をいかに食い止めるかが重要」と、じつに達観し賢明なことを言っていた。

リンジンが生きていた頃は、息子とは話す機会もなかったけれど、こうやって彼の死後、私がカトマンズを訪れるたびにお参りに行くと、彼も私のことを覚えてくれた。また、時間のある時に寄ってみようと思う。
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カトマンズ滞在・後半

カトマンズ行きのもうひとつの目的は、田部井淳子さんのエベレスト登頂40周年をお祝いするパーティに出席することでした。
お祝いではあるのですが、日本で行われたパーティ同様、田部井さんが皆さんを招いて、これまでのお礼をするという趣きです。印象的だったのは、当時のリエゾン・オフィサーであるラクパ・テンジンが主賓として招かれ、他にも当時から田部井さんがずっとネパール登山でお世話になっているという方々がいらっしゃったことです。またくわえて、Seven Sumitt Women というネパール人女性登山家達のグループも招かれていました。なかには、若くしてエベレストサミッターとなった人たちもいて、彼女たちとは、2011年のGWに、MJリンクのメンバーと一緒に、エベレスト街道を歩きました。まさに、日本とネパールの山ガール交流会!

パーティの様子は、田部井さんやほか関係の方々へのインタビューと合わせて、山岳雑誌に記事を書く予定です。
そのこともあり、数人の方々をインタビューしました。ここ数年、何度もインタビューしてきたし、たくさんの時間をご一緒させていただいてきた田部井さんではあるけれど、それでも、新鮮な驚きや発見もありましたし、彼女の話に勇気づけられたりもしました。

また、時間の合間を縫って、日本から旅行に来ている友人達と一緒に朝ごはんやランチ、夕ご飯を共にして、おしゃべりも。同じ東京に住んでいても、互いに時間に追われた生活をしていると、仕事では顔を合わせて話をしていても、ほかの周辺の話というのはなかなかできないもの。
そのうちの一人の友人とは、13年前に一緒に登山したあとに泊まったホテルへ行き、夕食を。往く方13年を振り返り、これからの話もしながら、のんびりしました。

帰路は荷物がほとんどないので、行き勇んで本屋巡りも。3軒の本屋に的を絞り、じっくりと見て回りました。
ネパールは、ふたつの大国に挟まれまるで笹舟のようにゆらゆらとさまよう小さな国ですが、首都カトマンズは、ヒマラヤ登山などを目当てに世界中から観光客や登山者が集まるユニークな街だと思います。そして、そこにある本屋はびっくりするほど充実していて、山の本、チベットの本を探すのであれば、カトマンズは外せない街ではないかと思います。

最後には、バクタプールへ行くこともでき、被災状況やこれまでの修復の手法を見るに、色々考えさせられることも多かったです。

カトマンズは、夕刻になると雨が降る日が続いていました。ひと雨ひと雨ごとに、モンスーン明けが近づいてくる予感がしました。
そういえば、9月というちょっと中途半端な時期にカトマンズに滞在するのは初めてではなく、こうやって季節は進んでいくのだったと、、、過去の記憶が鮮やかによみがえりました。

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カトマンズ滞在・前半

ふたつほど用件があり、10日間でしたがカトマンズへ行ってきました。
最初の用事は、来月からのヒマラヤキャンプに向けての準備です。
準備のためだけにわざわざカトマンズへ行くというのも贅沢なことですが、今回は後半の仕事もあったので。

カトマンズでは、ルクラに先送りのフライトをさせる荷物のパッキングをしたり、エージェントの方々やサーダーと打ち合わせをしたり。

1日時間ができたので、パタンとカトマンズの旧王宮広場を見学し、地震後の様子を見てきたりしました。

カトマンズでの様子は、以下の花谷泰広「ヒマラヤキャンプ」にレポートしてあります。
なお、このフェイスブックページでは、ほかのメンバー達からの投稿も読むことができます。

Day1
https://www.facebook.com/himalayacamp.jp/posts/995591827152953
Day2
https://www.facebook.com/himalayacamp.jp/posts/996117053767097
Day3
https://www.facebook.com/himalayacamp.jp/posts/996842663694536

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2015年9月16日 (水)

編集者の心をつかむもの、編集者に理解してもらえるココロの根

昨晩は、久しぶりの編集者さんとレトロ喫茶で打ち合わせ。
一通りの打ち合わせが終わったあと、いくつかの話をした。

近日発売になる彼女が携わっている雑誌のことも話にあがった。
発売前なので、その記事(コラムなのかな)の具体的なことは、もちろん私も聞かないし、彼女も言わない。
けれど、原稿と写真をもらって、彼女がどんなに感激したのかが口ぶりから伝わってきた。具体的にどんな点に感銘を受けたのかはわからずとも、全体像が何となくわかるような話の内容だったし、それには私も強く興味をもった。
またおそらく、書き手、撮り手の心のなかの根っこの部分を、ちゃんと編集の彼女が理解し、共感したのだとも感じた。
こういう出会い、やり取りは双方にとって、仕合せにちがいない。

色んな編集者と仕事をするが、ものすごく仕合せな瞬間、出来上がりを共有できることは、そう多くはない。それは編集者にとっても同じだと思う。

発売後に、私も読んでみようと思う。
写真や文章で、人の心を揺さぶるというのは、やっぱりすっごいことだと思うから。

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2015年9月13日 (日)

自分が住む街のこと

わが街が、テレビに取り上げられたこともあり、とってもにぎわった週末。
ただでさえ、半分観光地というか、観光スポットに激近のため、GWや夏休みは渋滞が起きる道路もあったりするのだけれど。
この週末の賑わい方は、ちょっと違った。

テレビに取り上げられた名店たちは長蛇の列に。大概、徒歩かせいぜいママチャリでしか来ないような店の前が、路駐の県外ナンバーのクルマだらけになったり。
でも、そこからわずか20歩歩けば着く、美味しい蕎麦屋さんは閑古鳥だったり。
石狩沼田産のキタワセの新蕎麦が出ていたというのに。
テレビってそういうものか。

人生の先輩たちの温かい配慮で、「休みなさい」と言ってもらって、久しぶりにゆっくり自宅で過ごした週末。
夜釣りに行こうと自転車で川を見に行ってみたけれど、先日の豪雨の影響が取れきれず、まだまだ河口付近も濁流。これじゃあ釣れないし、誰も釣っていない。

ということで、近所にある同世代のお兄さんがやっている焼き鳥屋にレバを食べに行ってみた。
新鮮な鶏肉を仕入れ、新潟県の笹川流れの塩を使って、お兄さんが絶妙に焼き上げる焼き鳥は、ほんとうに美味しい。しかも、安い。
テレビでは、別の焼き鳥屋が紹介され、ここは知られなかったので、今晩もまた地元民たちだけで和気あいあい。

結局、お気に入りの店って、それぞれの生活圏のなかにそれぞれが持っていれば、それでいいのではないかと思うのだ。


さて、テレビには取り上げられなかったけれど、わが街にはちょっと面白い建築家さんが住んでいる。お会いしたことはないのだけれど。アジアの作品を多く取り上げる私設美術館もやっている。
彼が作ったアパートというのは、大体すぐにわかり、そのうちのひとつの1階部分だけ工事が始まった。どうしたのかな?と看板の説明を読むと、保育園になるのだという。これは、楽しみだ。


緑が沢山あって、空が広くて、木々のあいだを風が通り抜けて、そして野鳥がたくさん住んでいるわが街にもまた、色んな人が住んでいて、真心こもった店もあって、なかなかいいもんだ。

2015年9月 8日 (火)

花谷泰広「ヒマラヤキャンプ」

色んな土地を転々とする夏は終わり季節は変わったけれど、転々度合は相変わらず。

早朝と夜は自分の仕事をして、日中は学生くんたちと合宿。
山に行く約束をしていたのだけれど、こんな天気なのでノートパソコンを貸したら、慣れない事務作業に一生懸命になっていた。
こういうコトもできるようになった方が、そりゃいいだろうけれど、でも本当に登れる人って賢いから、こんなコトすぐにできるようになるよ。やっぱりたくさん登るコト、重い荷物を背負って登るコト、岩や雪や氷を攀じ登るコトが大切。

夜、近所の温泉へ行くと、知り合い家族とばったり。ほかにもこの地域在住のいろんな山の人たちが偶然にもいて、お風呂場のなかで、次々に紹介してくれた。アタマがシャンプーで泡だらけのときにご対面とか(*_*;

こんなページも出来上がっています!
数年前から構想し、実際にこのメンバーでは早春から始動してきました。

花谷泰広 ヒマラヤキャンプ
https://www.facebook.com/himalayacamp.jp?fref=ts

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2015年9月 4日 (金)

Hitsuji Project本気合宿3 栂海新道

6月の奥秩父縦走、7月の爺ヶ岳周辺縦走と続いた、Hitsuji Projectの本気合宿。ファイナルは栂海新道でした。

その様子を、Hitsuji Projectのブログにアップしたので、ご覧ください。

Hitsuji Projectとは、友人の恩田真砂美さんと一緒にやっているもので、そのアイディアは、2010年晩夏に東北を縦走したときに発想しました。2011年3月、ガーデンデザイナーの長濱香代子さんと、山岳ガイドの加藤直之さんの力添えもあって、スタート。
モットーは、「
Flowers for every outdoor-lovers!」。
自分たちが培ってきたモノを、みんなにプレゼントすること、自分たちがこれぞ愉しい、歓びだって思うことをやること、です。つまり……なんでもあり?

************

ほんとうにいい夏を過ごしました!ありがとう。

Hitsuji Project本気合宿3(ファイナル)が終了。
天候悪化により途中停滞もあり、日本海にはたどり着きませんでしたが、参加者3人+Hitsuji2匹、元気に歩いて下山しました。
以下のブログにレポートアップ。
8/21 大雪渓→白馬岳 マッキー

http://hitsujiproject.blogspot.jp/…/08/report-on-3-day1.html
8/22 白馬停滞 ハヤコさん
http://hitsujiproject.blogspot.jp/2015_08_01_archive.html
8/23 白馬岳→雪倉岳→朝日小屋 ハヤコさん
http://hitsujiproject.blogspot.jp/…/09/report-on-day3_3.html
8/24 朝日岳→五輪尾根→蓮華温泉 のりちゃん
http://hitsujiproject.blogspot.jp/…/report-on-day4last-day.…

昨晩は、本気打ち上げ@東京の牡蠣小屋。
飲み会の前にのりちゃんからレポートが配布され、登山中のことを振り返り。そして合宿中(準備や下山後含めて)のみんなの心中についても、改めて知ることができました。

ファイナル後、Hitsujiたちはミーティングを繰り返していますが、まだまだこの合宿のことを言語化できずにいます。
参加者たちが互いに尊重し合い、チームを作り、がんばり踏ん張り、知恵を出し合い山を登る姿には、感銘を受けました。また、私達も自分をプッシュし、自分たちの登山の原点に立ち返る機会でもありました。
この先も、こういう「実(じつ」のある登山を皆さんと一緒にやる機会を作りたいと思っています。

最後になりましたが、装備レンタルのご協力をいただいた、株式会社アライテント様、ありがとうございました。

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