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2015年7月

2015年7月13日 (月)

小暑

週末の岩登りの後片付けをしていたら、出勤時間が少し遅れてしまった。
もっと早く、7時半ごろに家を出れば、さらに清々しい空気のなか、歩いて行けたのだけれど。
東京23区のなかでも、我が家があるのははずれのほうで、高層建築物はなく、大きな公園がいくつかある。空も広い。
きちんと緑を抜ける風が吹き、朝夕はそこそこ気温も落ち着くのが嬉しい。

夏がやってくると、心底嬉しくなるのは、夏生まれだからだろうか。
今日のような朝方の涼しい風を感じると、小学校の夏休みを思い出す。
学年プール(学年ごとに学校のプールが解放される時間帯)で泳いだあとに、水泳クラブでみっちり泳ぎ、家に帰ると、牛乳とアンパンを食べて昼寝。
そんなとき、開けっ放しの戸から、いつも心地よい風が吹いていた。

ギンギンに暑くなってくると、そんななか友達と森や田んぼや公園で遊びまわったこと当時の光景が目に浮かぶ。そして木陰にはちゃんと、涼しい空間があった。

あと数日、きっちりと東京で仕事をしたと、この夏もまた、あっちの山やこっちの山へ。

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2015年7月 3日 (金)

半夏雨

東京は朝から雨脚強く。
中国語には、雨にまつわる表現、語彙がとても多いのだと、旅の途次であれこれ教えてくれたのは、親友の少宏。

季節は違えど、杜甫の「春夜喜雨」もそのひとつだ。
人間の記憶はあんがい匂いや音や肌触りで記憶していることが多くて、それが感性や感覚を形成しているように思う。
錦官城は、成都のことだけれど、ほんとうに雨が多い街だった。私もあの街を雨の匂いや、風が通るときの肌触りで記憶している。

春夜喜雨   杜甫
  好雨知時節 好雨 時節を知り
  當春及發生 春に当りて 及ち発生す
  隨風潛入夜 風に随いて 潜かに夜に入り
  潤物細無聲 物を潤して 細かに声なし
  野徑雲倶黒 野径 雲は倶に黒く
  江船火獨明 江船 火は独り明らかなり
  曉看紅濕處 暁に 紅の湿れる処を看れば
  花重錦官城 花は錦官城に重からん

朝から書いていても、ちっとも進まない。
写真家は写真表現について考えるだろうけれど、文章を生業にしている私たちは文章表現について考える。持ち合わせているものは、これまでの人生経験とか読書量とかに関係するっていうのはベタな話だけれど、だとしたら、無理だわ。

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