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2015年6月

2015年6月24日 (水)

お見送り

ここ数日おとずれた、梅雨の晴れ間。夏を予感させるようであって、夏がまだ照れて引っ込んでしまうような。
夕方になると、空から雨がこぼれ、やがて篠突く。

そんな空模様のなか、時間をかけてお別れできたので、悔いなく見送ります。

ちょっと早い別れだったと思うし、もっといろんな風景を見てほしかったけれど、ごめんなさい、ありがとう。

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2015年6月15日 (月)

『山と溪谷』2015年7月号/「根こそぎ破壊されたランタン谷。そしてその未来」

本日発売の『山と溪谷』7月号にもう1本書いた記事は、森山憲一さんがアンカーをつとめまとめてくださった「ネパール大地震 そのとき山は」。
森山さんが近藤謙司さんにインタビューしエベレストBCの様子を、大石明弘さんが野口健さんの情報をもとにクーンブのことを、私が「根こそぎ破壊されたランタン谷。そしてその未来」を書いた。

ランタン谷については、地震当時に谷の最奥にあるランタン・リを登山中でBC滞在していた和田城志さんらに話を聞いた。ランタン・リの山頂付近の三角錐が大きく崩れ、山容を変えている写真には驚く。

今後のランタン谷に向けての動きは、ランタンプランの貞兼綾子さんらに話を伺った。現在カトマンズのイエローゴンパに避難中のメンバー達のこと、今後いかに村を再建していくか探っている過程などについて。記事には5月中旬までのことしか書けなかったので、ぜひ以下のFacebookをご覧いただき、その後の様子を知ってもらいたい。

ランタンプラン https://www.facebook.com/langtangplan?fref=ts
貞兼綾子 https://www.facebook.com/dechen.drolkar
ルンタプロジェクト https://www.facebook.com/lungtaproject?fref=ts

和田さんらがランタン・リからランタン村のキャンジンゴンパにヘリ脱出したのは28日。本村のユルやゴンパ地区ほどの被害はなかったにせよ、ランタン・リルンが抱えるリルン氷河上部崩壊による爆風で、村の建物の多くが破壊されていたという。
翌日ランタン谷をたどって、ドゥンチェを経由しカトマンズに戻った。その際、ランタン谷の全容をヘリ機窓から撮影した映像はおそらく世界中を探しても、地震発生からもっともはやくに撮られたものであろう。

映像は、ランタンプランとランタンプランに協力しているJAXAに提供され、今回の地震のメカニズムを探ったり、ランタン谷再建の際に、どこに村を設置したらよいか、そこにはどんなリスクがあるかを検討する材料ともされているという。
素人の私が、和田さん宅で映像を見たときは、ただただ驚き息をのみ、村が破壊されている様子に涙が溢れそうになるだけだった。
しかしその後、ランタンプランでも活動している水・物質の循環を専門領域とし、学生の頃にはランタン谷もフィールドとしていた白岩孝行さんにご覧いただいたところ、実に膨大な情報が含まれていることがうかがいしれた。JAXAから提供された衛星写真も同様だ。

たまたま現地を訪れていた登山者だからこそ撮影できたものがあり、それを専門家の手に届けられれば、有効利用してもらえるということだ。
ほかのことも同様だと思う。私は登山者だからこそできることがあるとか、そう簡単には言えないと思っている。
けれど登山者だから(たまたまであっても)もちえていたものを、自然科学や医学、農業、酪農、民族学や文化人類学、教育、歴史その他ネパールの復興に必要なあらゆる専門家たちと連携させれば、発揮できる力もあるかもしれない。
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2015年6月14日 (日)

『山と溪谷』2015年7月号/『沈黙の山嶺』訳者・秋元由紀さんインタビュー

明日6月15日発売の『山と溪谷』7月号に、『沈黙の山嶺』(ウェイド・デイヴィス著、秋元由紀訳)について、秋元さんのインタビューを載せました。

マロリーたちが登ったエベレストと、当時の第一次世界大戦について綿密な取材をしながら10年かけて著した書。
上下巻で合計800ページ(とここまで聞いてひるんではなりません。私の手元に簡易製本が届いて驚きました、ただの800ページではなく2段組み!)という大作を訳し上げた秋元さんが、なぜこの本に惚れこんで、白水社に持ち込み訳し出版までこぎつけたのか、彼女が語る本書の魅力について書きました。

キーワードは、「沈黙(サイレンス)」、「有機的ストーリー」、「失われた世代」でしょうか。
歴史を知るといのうは、どういうことなのか。
秋元さんにどんな人にこそ読んでほしいのかと尋ねると、「山に登るすべての人でしょう」と即答しています。


ぜひ、『山と溪谷』7月号のインタビューも、そして『沈黙の山嶺』も、お読みください。
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