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2012年7月

2012年7月25日 (水)

下山後は、白馬山麓にて

誕生日の朝は、妙高の山並みを眺めながら白馬鑓温泉に入ることからスタート。この日がテレビ番組収録最終日でした。

そして、白馬村に降りてきました。
仲間に恵まれ、楽しい4日間の山旅でした。

夕食は、山の大先輩のお宅でご馳走をいただきました。
青々とした森を眺めながら、ひとりで夜を過ごしましたが、45年前に私を生んでくれた母のことを思い出し、いまは自分の意思で生きることが難しくなった彼女の今後の人生について考えていました。
いい1日だったと思います!

このあと、数日間、白馬村を満喫。

友人を訪ねたり、温泉に入ったり、コーヒーを飲んだり、ロケをご一緒した方とご飯食べたり、あちこち動き回っていたけれど、気持ち的にはのんびり過ごし、次の仕事に備えました。

NHK TV番組収録の山登り@白馬岳

白馬岳~白馬鑓温泉付近を歩いていました。
その前の週に下見で大雪渓から白馬岳を往復。2週にわたって周辺を訪ねたけれど、夏山らしい天候にはならず。

智ちゃんとの登山は楽しく、スタッフたちといろんな話もできました。


長年お名前だけ存じ上げていたカメラマンさんともお会いできました。彼は2カメを務めていらっしゃいましたが、きっと渋い映像を撮ってくれているはずです。

1カメさんも、心優しい映像を撮ってくれていたようです。聞きしに勝るNHK山岳班。「僕なんて下っ端ですよ」と謙遜していましたが、確かな足取り、判断はぴかイチ。納期があるというのに、天気次第というこの厄介な仕事をみごとなバランスでやりのけていました。

音声さんと歩くのは初めて。あの大きなバッグの中に何が入っているのか、私としては毎日興味深々でした。

ボッカに来てくれた大学WV部の2人と、冬壁をマジにやっているうという男の子がひとり。3人が仲よく楽しそうに、手伝ってくれてありがたかったです。
個人的には、最終日、私の撮影がないときに3人と一緒にちょっと突っ込んだ話をし、彼らの山に対する本音が聞けて、うれしかった。私も全く同感だよ、君たちと!

地元ガイドのN+Yさんコンビにもたいへんお世話になりました。

ディレクターのMさんが、いちばんご苦労されていました。

夏山シーズンが何となくだけれど始まって、剱岳も毛勝も望めて、そして北アルプスの風に吹かれることができて、とっても気持ちよかったです。

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2012年7月14日 (土)

白馬岳ロケハン

7/13-14と、白馬岳周辺のロケハンへ。
奈良の仕事が大雨によりキャンセルになったため、急きょ名古屋へ出て、そこから特急しなのに乗り、松本経由で移動。

ロケハンのメンバーは、都内で何度かお会いしているディレクターのMさん。
くわえて、カメラマンのMさんと地元でガイドをしているというNさん、と私の4人。

けれどこちらも雨、雨、雨。
稜線もロケハンしたかったけれど、思うようにいかず、大雪渓の往復のみ。

それでも、下旬の仕事の主要メンバー達と会えたことは収穫だった。
写真は、そのとき見つけた八重咲きのミヤマキンポウゲ。


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2012年7月12日 (木)

WMA奈良の下見へ

10月に、奈良県とTHE NORTH FACEで共同開催する予定のWomen's Moutain Academyの下見のため、奈良県の天川村へ行ってきた。

現地で迎えてくれたのは、奈良県庁のおふたり。
彼らに連れられて、吉野山の金峯山寺では田中利典さんにお話を伺う。
その後、水分神社など回って、天川村へ。

村役場の方々と打ち合わせをしたり、洞川を歩いたり、付近の社寺を参拝したり、当日皆さんに入っていただく温泉を下見させてもらったり

夜は、弥山館に泊めていただいた。
夕食後、役場の方々が集まってきて、山岳修験、神道、日本の歴史、奈良の歴史についてかなりディープな話に。

私は今日一日、吉野山と天川村の社寺をめぐって、自分がチベットのお寺を渡り歩いた旅をしたときのことを思い出したと話をした。

金峯山寺も水分神社も、そして天河神社も、どこもみな、とても凛として澄んだ空気が流れていた。

翌日から2日間かけて弥山に登る予定であったが、警報が出るほどの大雨になり、中止。


私は次の仕事のために、急きょ白馬村へ移動。

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2012年7月10日 (火)

竹内洋岳さんインタビュー@GORE-TEX®サイト

カトマンズでの竹内洋岳さんインタビューが、GORE-TEX®のサイトにアップされました!

幼いころからダウラギリの冒険に心が奪われていた話や、そのとき読んだ内容について今回の登山のあと、現地で巡り合いがあったことなども書きました。

私がカトマンズから送った短信インタビューに加えて、こちらもご覧ください。

2012年7月 8日 (日)

7/7-8 MJリンク@硫黄岳

THE NORTH FACEにつづいて、じつはMJリンクでもよく、硫黄岳に登っている。
このときもお世話になっているのは、赤岳鉱泉さん。
今回は、社長のご厚意により、バーベキューをしていただいた!

MJリンクで硫黄岳に数多く登ってきた理由は、硫黄岳が”学び”にとても適した山であるから。MJリンクでは、だいたい3~5人程度の班に分かれ、班ごとにサポーターが1人ついて行動している(親睦登山などでは、もう少し大人数)。

その際、班はひとつのパーティになり、自分たちで登山を計画し、自分たちで判断ができるように、その予行練習のようなつもりで登ってもらうのだ。

硫黄岳には、読図についても、ペース配分についても、また天候の判断についても、学びやすい材料がいっぱいある。
そして、赤岳鉱泉というシェルターも、私たちの登山の心強い味方になってくれている。

昨年夏、いつものように、金曜・土曜チームで硫黄岳に登り、土曜・日曜チームで天狗岳を超えて縦走をした。
その時の参加者たちが、「柏さんが登山中に何を見ているのか、その眼鏡をかけてみたい」と言ってくれた。

私はみんなよりもちょっと先輩なだけだけれど、確かに多くのものを見ていると思う。
私より経験のある人は、さらに多くのものを見て、判断材料としていると思う。

今回もまた、ぴったり同じセリフを言ってくれた参加者がいた。

それはコチラの意図が伝わっている証拠でもあり、なんだかうれしい。

同じフィールドでやるのはマンネリと思われがちだけれど、同じフィールドだからこそ回を重ねるごとに質も高めていけるし、変化も持たせることができる。

2012年7月 1日 (日)

Women's Maountain Academy @硫黄岳 6/30-7/1

THE NORTH FACE企画のWomen's Maountain Academy (WMA)が、なんと2年ぶりに硫黄岳に戻ってきました!
2年前の6月初め、ここ硫黄岳から、この企画はスタートしたのです。
以来、赤岳鉱泉さんのご協力もいただきながら、3回ここで実施してきました。

やっぱり戻ってきてよかったな、と思いました。
WMAではいろんな企画をするけれど、ここ硫黄岳のプログラムが原点にあるからです。
自分たちで山登りを計画すること、登山中にどんな情報を得るとよいか(自然環境から)、そしてどんな判断をしていくか、ひとつひとつ考えながら歩くのです。

事前講習のときも、初めての方が多く、とても新鮮だったし、やっぱりやってよかったと思ったけれど、こうして一緒に山に登って、改めて思いました。

写真を載せようと思ったのだけれど、まったくありませんでした。
そういえば、天気がすぐれませんでしたね。
赤岳鉱泉さんが用意してくれた、3種類のカレー(マレーシア、ジャワ、タヒチ味)を山盛りよそったショットだけでした……!

毎年とはいかないかもしれませんが、また定期的に、硫黄岳に戻ってきたいと思います。
ご参加の皆さん、ありがとうございました。

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