先輩編集者さんと
橋谷さんのインタビュー2日目。
朝から始めて、途中ランチを挟んで、夕方までみっちり。
夜は、仕事の大先輩、お世話になりっぱなしの編集者さんといっぱい。
あれもこれも、いろんな話をたくさんした。
尾崎隆さんの死について、「往年の登山家が亡くなるというのは、それがどんな理由や事故であっても、とってもショックなんですよ」と言うと、きらりと目が光った。
「往年」という言葉がひっかかったようだ。「柏さんにとっては“往年”なんだね。僕たちにとっては、同世代を一緒に生きた登山家ですよ」。
ああ、確かにそうだった。尾崎さんは外国に住んでいる時期も長く、私のようなものにとっては、遠い存在なのだけれど。
しかし、そういえば先日のてっちゃんの会でお会いした関西出身のガイドの方が、「お世話になっていたんですよ」と言うので、びっくりしたのだった。
彼は私より、5歳以上若いはずだ。そうか、関西クライマーにとっては、もっと身近な存在なのだと気付いた。
今晩の重要な案件以外にも、いろんな話をしたけれど、結局わかったことは、優秀な編集者というのは、仕事を依頼するのが上手だということだった。
とても断りきれなかった。
大丈夫なんだろうか、私は。あまりに力不足、役不足である。そして時間が割けるのかがわからない。
なんていう私の苦悩もどこしらず、編集者の先輩は来月からデナリに旅立ってしまうそうだ。
« 大学講義 Day2 | トップページ | 戸隠高原Day1 »
コメント