立山Day3
朝風呂、朝ごはん。これ以外の順番が考えられるだろうか。誰も考えられまい。
山崎カール方面へ。
一昨日夜、Tくんが呪いのシールの話をしていたけれど(私は彼とはちがうメーカー使用であるが、単なる手入れ不足のために)、尾根の途中でシールがだらりん。
ひとりラッセル状態になってしまった。シール歩行者においていかれる、ふぅー。
今日もノートラックの斜面の数々。
「雷鳥荘前ゲレンデ」と呼ばれているところ以外で、この3日間でシュプールがある斜面はこれっぽっちも滑っていない。
なんて、贅沢なんだろう。
週末に来る方々には申し訳ないので、なるべく美学をもってターンしたいところではあるが、諸般の事情もあるので、それなりのシュプールにしかならない。
しかしこれまた本当に楽しい思いをして、雷鳥荘へ戻る。
ちょうど、いぶし銀組の文博さんや北田さん、裕之さん、それからカメラを持った川崎さんや松倉さんらが宿に着いたときだった。
彼らと日程を合わせることができず、かなっぷと私は先に来てしまっていた。文博さんや北田さんとは何度か立山でのシーズンインをご一緒させてもらって、楽しい思い出もたくさんあるので、一緒に滑りたかったな。
部屋でおしゃべりしたあと、雷鳥荘前ゲレンデを滑り降りていく彼らを見送ることにした。
若手男性陣おふたりが、地形を使って遊んで楽しく滑っていくさまに、歓喜の声が上がり、北田さんや裕之さん達いぶし銀組の滑りには、本当にため息。
手を振って別れようと思ったところ、文博さんに「本当に帰っちゃうの?滑っておいでよ」と言われ(その前からさんざん言われていたけれど)、ついつい「行きますぅー!」と。
プロの方々3台のカメラにも撮ってもらい、楽しく滑り降りた。
3日間でノートラックの斜面をたくさん味わって、それはそれは楽しかったけれど、こうやって大勢で滑ることも、同じぐらい楽しかった。
文博さんに「うまくなったね、滑りが変わったよ」と言われた。文博さんの滑りは、私の理想のひとつなので、とっても嬉しかった!
さすがにいつまでもついて行くわけにはいかず、私たちは雷鳥荘に登り返し、室堂へ。
下山後、薬師の湯に入り、池田町の柳澤先生が生前好んで通っていた蕎麦屋へ。
白馬から常念までの北アルプスの山並みが全部見える、それはそれは素晴らしい夕焼けだった。
大町のクリへは、電話にて下山連絡。
これにて、スキー慰安旅行、終了。
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