« 家・こもり | トップページ | 夏の御宿 »

2010年7月30日 (金)

松本へ

あずさに乗って、松本へ。

大糸線に乗り換えて二つ目の駅・島内下車。

列車がホームに入るときに気づいた。この小さな駅で降りるのは二度目だ。

前回は、もう10年近く前の冬。松本交響楽団の定期演奏会を聴きに、駅前の音楽ホールへやってきたのだ。大雪の日だった。あずさはどうにか動いたけれど、本当にたどり着けるか心配だった。

松本交響楽団のコンサートマスターが、北穂高小屋のご主人、小山義秀さん。私は当時、北穂高小屋に通い取材をしていた。義秀さんとは同い年であったり、過去にさかのぼると思いがけないところでいろんなつながりがあったり、それとあることで、彼と同じような感覚を当時もっていた私は、ことのほか、北穂高小屋を近しく感じていた。

従業員のみんなのことも。

あの日おもしろかったのは、会場入り口で、タクトが入ったケースを斜め掛けにして背中に背負って雪まみれになっている男性と出くわしたこと。

あとでわかったことだけれど、山の手に住む彼は、この大雪で除雪をして車を出すことができなかったのだという。私も、義秀さんの家はよく知っていたので、あそこから、あの細い道を車で下ってくることはできるだろうかと心配していたが、それ以上に指揮者の方は深刻な状況にあったようだ。

それで、スキーの名手である彼は、迷わず板を履いて滑って下りてきたそうだ。

素晴らしい。

ところで今日の行先は、ボルダリング・パークedge and sofaエントランスだけ見ると、これがクライミングジム?と思うようなおしゃれな作り。社長の加藤隆章さんは、松本のパルコの近くでアパレルのセレクトショップルネを経営しているそうだ。

edge and sofaに併設されたショップもおしゃれなものが多い。

100730edgeandsofa2

インタビューの相手は、驚異の高校生クライマーTくん。

あずさの中で、彼がロクスノに書いた記事とUKのカメラマン、アレックス・イーキンズがTくんについて書いた記事を、改めて読み直した。

読み直しているうちに、電車の中だというのに涙が出てきそうになった。

なににそんなに感動するのか。おそらくそれは、彼の自立した精神や自分をプッシュする力、思いを貫く勇気が、クライミングに対するゆるぎない誠実さとなって現れているからだろう。

27歳年下のTくんの話を聞き、それを改めて確信。

そして彼をこんなにきちんとした少年に育てたご両親を敬服した。

待ち合わせよりも1時間ちょっと早く着いたので、さっそく登らせてもらう時間もとれてラッキーだった。課題も楽しいし、有名クライマーたちのルートがたくさんあって、「これを登れば強くなれるはず」など思いながら、ついつい夢中になり、痛めていた左肩を酷使。要アイシング。

インタビュー後は、Tくんのクライミングを拝見。

偉大なクライマーというのは、登っているとき、大きく見えるんだよな。

100730edgeandsofa1

« 家・こもり | トップページ | 夏の御宿 »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 松本へ:

« 家・こもり | トップページ | 夏の御宿 »

2024年1月
  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      

Information

  • ✾登山ガイドについて✾
    現在、MJリンクのサポーターなどで活動しておりますが、このほかに個人ガイドをご希望の方は、下記「メール送信」をクリックの上、お問い合わせください。2019年6~11月のガイドカレンダーをお送りします。ほか、オーダーメイドも承っておりますので行き先や内容など、ご相談ください。

Magazines