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2010年4月18日 (日)

モンベル・フレンドフェアにて

 大阪に引き続き、モンベルのフレンドフェアへ。

 会場にいらっしゃれなかった方から、「どんな話をしたのか、ブログで報告してほしい」というお便りをもらった。全部ブログに書くことはできませんが、30分で「セイフティー登山でいこう」というタイトルで話した。

 30分間で、登山の安全やリスクマネジメントについて話ができるわけはないので、主に、登山中のリスクにはどんなタイプのものがあるのかについて。

 北米のアウトドア教育の教科書によく載っているものであるけれど、リスクは以下の4つに分けて考えられる、というもの。

HIGH  L × LOW C

LOW L × LOW C

HIGH L × HIGH C

LOW L × HIGH C

L=Likelihood   C=Consequence

どういう意味かというと……。

①は、起こる可能性が高いけれど、起きてもさほど深刻な結果にはならない……(②以降省略)というような意味。

これらのリスクを

Avoid 回避する

Mitigate 緩和させる

Retain 続行する

Transfer 委譲するという4つの方法でマネジメント(あるいはリスクテイク)していく、といような話。

 意外な方から、「登山中のリスクについて専門にやっているの?」と聞かれ、ひっくり返りそうになった。いいえ、全く違います。今回たまたま、モンベルさんからいただいたテーマであって、専門ではありません。話したことは、自分で勉強した範囲で、ごくありふれた内容。

 登山のリスクについて話をしてくれる人を探している方は、専門家にご依頼願います。

 山野井泰史さんが人前で話すのを聞くのは、実は約10年ぶり。ギャチュンカンの事故のあとは聞いたことがなかった。インタビューも、中国の山岳雑誌に依頼された1件だけしかしたことがなかった。旅やクライミングで、時間は共有したけれど、こうやって今日話を聞いて、改めて思ったことは、こんなに清々しく話をする人は、めったにいないのではないか、ということ。彼の文章も同様である。いい訳も、いつわりも、誇張もなんにもない、堂々とした晴れ晴れとした話しぶり。

 予測通り大勢のファンに囲まれていたし、多くの人が感動したと話していたけれど、何にそんなに感動するのか、正直私には戸惑う点もある。けれど彼が人に感動を与えるとするならば、清々しい人柄によるものなのではないかと思う。

 会場では、何人かの仕事関係者に挨拶とお話。

 奥会津の取材仕事で名前だけ聞いていて会いたくて会えずにいた、アキフミさんには、ブースの前を通った時に、声をかけてもらった。初対面だったのに、よくわかったなあ。

 社員さんたちともおしゃべり。オンダくんと、山の約束。年寄りくさいことを言うけれど、若い人から山に誘われるのは、嬉しいもの。がんばっちゃおうと思う。

 ミホちゃんがかわいくてオモシロイ新入社員を紹介してくれるということだったけれど、忙しそうで会えずじまい。でも、近いうちに会える気がする。

 モンベル後は、ウチのOBであるグラ兄とI隊長と、それと他大学の山岳部OBの方なのだけれど、もはやなぜかウチのOB会に多く顔を出しているNさんと中華街へ。

 中華料理、やっぱり四川料理よりも広東や上海料理に軍配が上がるのでは……と思った次第。ごめんね、四川。けれどうまかった。

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コメント

いや、あんなにいい天気だったのだから、山に行くのが正解です!これ、絶対そう。

泰史さんの話はまたどこかで聞く機会あるはずです。

フレンドフェア、すごく行きたかったのです。
柏さんの話も、山野井さんの話も、すごく聞きたかった。
しかし、会の訓練会と重なってしまい、泣く泣くあきらめました。
山野井さんの話が感動するというのは、、たぶん柏さんがおっしゃるとおり、話の内容(訪れた山、登ったルートのこと)というより、ご本人の山に向かう姿勢なのだと思います。…ああ、やっぱり行きたかったな。訓練会さぼればよかったです(笑)。

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