田部井さんお祝いの会
夜、銀座のビアホールへ。
この春、田部井淳子さんがNHKの放送文化賞を受賞したお祝いのパーティーだ。今年の受賞者の顔ぶれだけを見てもわかるように、田部井さんがこの賞を受賞したというのは、日本のなかで登山が文化として認められたというひとつの現れのように思う。なかなか市民権を得られないので、嬉しいことだ。
会場には170人が集まり、ものすごい熱気だった。田部井さんが芭蕉布などを歌ったり、お仲間も檀上で歌いだしたり、最後はみんなで円になって四季の歌などを歌ったり。登山とは直接関係のない業界で働いている編集者さんに「山の集まりはいつも歌うんですか?」と尋ねられ、困った。
田部井さんの功績はあまたあるけれど、長年にわたって登山と社会を結びつけようと努力していらっしゃる点は、本当に頭が下がり、私たちほかの人では到底及ばない域であり、敬服する。これこそが、彼女が登山家である証拠なのではないかと思う。つまり、「エベレストはほんの始まりだった」のだ。
いただいてきたお花。田部井さんの今日のドレスもこんな鮮やかなオレンジ色だった。
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